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外構工事で段差を解消するときのポイントと注意すること

2023年7月14日

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歩行に支障がある人が家族にいなければ、外構工事で段差をなくそうとは思わないかもしれません。しかし、歩行が困難な人が家族のなかにいる家庭では、車いすを使用するときにスロープがあれば便利だと感じることもあるでしょう。

また一時的に足を骨折してしまった人や、ベビーカーを使用する家庭でも、スロープがあれば良いのにと思うこともあります。特に玄関前の段差が急な家では、家族が健康な間にスロープの設置を検討すると良いでしょう。

この記事では、外構工事で段差をなくす利点や注意点、金額などについて紹介します。

外構工事で段差をなくす利点

玄関周りのデザインは各住宅によって異なりますが、アプローチに対して玄関部分が高く設計されている家がほとんどでしょう。そして、基本的には高くなっている場所に階段を2段から3段取り付けていることが多いようです。

環境によっては、段差が急で危険に感じる人もいます。外構工事で玄関にスロープを取り付けることによって、アプローチから玄関までの段差を解消できるので、あらゆる世代の人が安心して建物に出入りできるようになります。

高低差が激しい環境では、スロープを長めに準備しなければなりませんが、庭が大きければ、緩やかに仕上げられます。

足腰が悪い家族がいる家庭では、普段から車いすを使って移動することがあるでしょう。しかし、玄関部分に階段があると、一度車いすから降りて歩かなければなりませんし、足腰が悪い人にとっては、段差のある場所で車いすを自分で運ぶのは困難です。

常に誰かがそばにいるのであれば問題は起きないかもしれませんが、一人で走行する人は、段差があると外出が困難になります。

外構工事でスロープを設置すれば、車いすやベビーカーなどの車輪の付いた乗り物が簡単に出入りできるので、体が不自由な人でも気軽に外出できるようになります。

家によっては、玄関まわりをコンクリートで固めただけで仕上げることもあれば、目立つエクステリアがない造りもあります。バリアフリー化を目指してスロープを設置すると、坂道があるだけで玄関周辺が華やかに見えます。

また、周りにレンガを並べてみたり、おしゃれな砂利を敷いたりすることで、見た目を変えられます。

外構工事で段差をなくすときの注意点

玄関にスロープを設置すれば、家のバリアフリー化が実現し、小さな子どもがいる家庭でも安心して生活できます。しかし、外構工事をするときには、いくつか注意することもあります。

広いスペースを確保する

玄関にスロープを取り付けるためには、階段よりも広いスペースを準備しなければなりません。通常のスロープは、10センチ上がるためには、120センチ程度の余裕を持たせて設計します。

そのため、高低差を多く取れば広さも確保しなければなりません。一例として、段差が30センチの坂道を車いすで走行するときには、3メートル以上のスロープにしなければなりません。

3メートルの直進型の坂道は難しいので、折り返して取り付けることになりますが、折り返しの構造では、2メートルほどの横幅を確保する必要があります。

そして、玄関前に2メートルのスペースを確保するときには、駐車スペースとの相性も検討しなくてはいけません。スロープを取り付けるときには、エクステリア全体のバランスを考える必要があります。

施工費用が高くなる

外構工事で段差をなくし、スロープを取り付けるときには、階段を取り付けるときよりも金額が高くなってしまいます。

手すりのないシンプルなデザインのスロープであれば、約20万円程度で整備できますが、安全を考えるなら手すりがあったほうが良いでしょう。

しかし、手すりを取り付けると、金額は30万円以上になってしまうことが多いです。また、リフォームの外構工事では、現在の階段や塀を解体する費用がかかり、玄関の整地を行う料金も必要です。

段差をなくす外構工事と介護保険について

玄関などの外構工事を考えている人のなかには、介護が必要になったために家の改装を行う人もいます。玄関周りの段差をなくし、スロープや手すりを設置し、家の中の段差をなくすバリアフリー化を考える人が増えています。

高齢者の介護のために、家全体をリフォームするときには、介護保険を活用できるケースがあります。介護が必要な人が安心して生活するためには、動きまわる場所を考えて、各所の段差をなくす必要があります。

車いすの人がリビングや玄関に入るためには、スロープがあると便利でしょう。そのため、介護を考えたリフォームは、大規模になることがほとんどです。

リフォームをするときには、介護保険を活用することができますが、いくつかの条件を満たす必要があります。

たとえば、外構工事を行う前に介護保険の被保険者が家族にいることを確認しましょう。要介護の認定を受けた人は、介護保険の給付対象者になります。また、介護保険の範囲に含まれるリフォーム内容であることも確認しましょう。

建物や玄関の段差をなくす工事やスロープを取り付けたり床材を変えたりする工事、手すりを取り付けたりする工事には資金の給付がありますが、階段にエレベーターを取り付ける工事は対象外になります。

給付の範囲に含まれるかは、前もってチェックするようにしましょう。

初回の改修工事であることも重要で、何回も介護給付の請求を行うことはできません。しかし介護の認定に変更があるケースでは、資金が給付させる場合もあります。

また、介護保険から給付される費用は、20万円までと決められており、1割は自己負担になるので事実上は最高18万円です。金銭面での支えになるので、段差をなくすなど要介護の人が生活しやすいリフォームにしましょう。

外構工事でスロープタイルに張り替える

スロープタイルは、傾斜面に合ったタイルです。タイルのなかでも特に耐久性が高い素材を使っているので、子どもや車いすが走行しても剥がれる心配がなく、時間が経っても劣化しません。

もともとタイルは滑りやすい素材ですが、表面をデコボコにすることで、滑りにくく走行しやすい形状にしています。タイルの特徴として排水効果もあり、デザインやカラーを選択できることもメリットです。

 

茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。

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