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外構工事でスロープを取り付ける時のメリットと注意することについて

2022年10月28日

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高齢化対策で商業施設や会社では段差を無くしてスロープを設置して、車椅子やベビーカーが安心して通れるようにバリアフリー化がなされています。

近年では家でも段差を無くして、車椅子やベビーカーが通れるようにリフォームをする住宅が増えてきました。
外構工事に関する依頼でも、庭や玄関のバリアフリー化を望むお客様が増えています。

この記事では、エクステリアにスロープを取り付けるメリットや注意点などを紹介しています。

エクステリアのリフォームでスロープを作る

新築で家を建てた時には、取り付けなくても良いと思っていたスロープでも、年を取って足腰が弱るに連れて必要性が増します
一度は諦めた階段やスロープでも、エクステリアのリフォームを依頼すれば後付け出来ます。

現在階段はあるものの、段差が急で上り下りが危ないと感じている時には、スロープを取り付けると問題を解決できます。

エクステリア業者が工事を施工する時には、スロープの角度が急にならないように、現在の階段よりも長くして緩やかな設計を心がけます。

スロープを設置すると良い理由

スロープがあると車椅子やベビーカーも安心して通れます。
特に高齢者が家族の中にいる時には、スロープがあると車椅子で、庭から玄関の手前まで移動できるので、毎日の生活が楽になります。

小さな子供がいる人でも、ベビーカーで通行できるため快適な生活を送れます。

また通常の玄関アプローチはコンクリートを打ち込んだだけの地味なものになりがちですが、階段やスロープを設置すると高級感が増します。

レンガやタイルなどを貼り付けて、エクステリアの装飾をリフォームすると見た目がお洒落になります。
足腰が弱い高齢者がスロープの斜面を歩く時には、どうしても足元がふら付きます。

体がもっと弱くなった時に、再びリフォームをしなくても良いように、外回りのバリアフリー化を考えた時に、手すりも取り付けておくと良いでしょう。

さらに夜になると視界が暗くなり階段の場所が分からなくなります。
スロープを取り付ける時には、おしゃれなデザインのフットライトも取り付けると暗さが改善されます。

スロープを取り付ける時の費用について

どんなデザインのスロープにするか、長さをどの程度取るかで、リフォームの種類や値段が違ってきます。
それでリフォームをする前に、取り付けるスロープに必要な範囲や、追加の工事が無いかを確認しておきましょう。

エクステリアのリフォームをする時には、ブロックを取り付けて階段状にしたり、両脇に手すりを取り付けたり、タイルやレンガを使ったデザインにするなどの工夫が出来ます。

しかしリフォームをする時には、コンクリートの基礎工事にかかる費用と、古い資材の処分費がかかるので注意が必要です。

スロープを取り付ける時にかかる費用は、手すりの料金も合わせると、約40万円程度から約50万円程度です。

もし手すりを付けずにコンクリートだけの短いスロープを取り付ける時には、20万円くらいで設置することも出来ますが、安全のために出来るだけ手すりを付けておいた方が良いでしょう。

公共の建物でのスロープの角度は、12分の1以下に設定されています。
しかし、車椅子の人がこの角度でも自分だけでスロープを上り下りするのは困難で、車椅子を押す人が必要です。

もし付添人が常に付いている状態ならば、12分の1の角度でも車椅子の移動は出来ますが、車椅子に乗った人が自分一人で通れるようにして、生活をより便利にするためには、スロープをもっと長くするか、折り返し地点を設けるなどして、もっとゆとりのある角度を維持することをおすすめします。

また、通常の外構工事と同じように、スロープで利用する素材によっても、工事の値段が変わってくるので、安く済ませたい時には必要最低限の素材を選ぶことも出来ます。

スロープを設置する時のポイント

毎日使う玄関回りのエクステリアは、リフォームした後でも慣れるまでに時間が必要で、使い勝手が悪く感じることもあります。
駐車場や玄関の前にスロープがあると、見た目がキツくなり、車椅子が通りづらくなる恐れがあります。

それでスロープを取り付ける場所にゆとりを持ちつつ、車椅子が難なく通れる幅を確保したり、人がすれ違えるだけの幅を広く設計すれば生活がしやすいでしょう。

角度のあるスロープを取り付ける時には、床にタイルを使用すると、雨の日は滑りやすくなり危険性が増します。

スロープの床は、滑りにくいコンクリートを採用するか、しっかりと掴める手すりを両脇に取り付けておくなど、転倒を防ぐ工夫が必要です。

エクステリア業者に話を聞く前に、スロープを設置する時にはこの場所が良いと思っている人もいますが、プロの業者から見てスロープを取り付けられるエリアと取り付けられないエリアがあります。

スロープの位置を考慮する時には、ゆったりとしたスロープを維持するために長さや広さを取れるのかという点も大切ですが、その他の要因によってスロープが設置出来ない可能性もあります。

例えば外の水道管や柱など、スロープを取り付ける場所に障害になる物があると、スロープの位置を変えた方が良いでしょう。
それで、まずはエクステリア業者に現場を見に来てもらい、その時にスロープを取り付けられる場所を確認してもらうようにしましょう。

またスロープを取り付ける時には、場合によっては現在のアプローチなどを移動しなければならないケースもあります。
庭に様々なエクステリアがある時には、スロープとぶつかるかもしれないので、取り壊す必要も出てきます。

一例としてバリアフリー化するためには、前後に開く使用の門からスライド式の門に交換したほうが良いかもしれません。
その時には車椅子が安心して通れる広さの幅を確保する必要があります。

インターホンやポストの場所もスロープを取り付ける位置に合わせて、もっと使いやすい場所に動かしたほうが良いかもしれません。

場合によっては埋め込まれた水道管のように、他の場所に移動するのが大変なものもあるので、設置する時の障害物を考えてスロープを取り付ける場所を決めるようにしましょう。

 

茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。

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