ーバリアフリー外構工事をするときのポイントや長所と短所についてー
2023年12月5日
現在は健康に問題がなくても、歳を取ると衰えが生じます。体が衰えると生活に不具合が生じますが、住宅に段差があると、暮らすのが大変になります。そのため、部屋のなかをバリアフリーにリフォームすることが大切ですが、エクステリアもバリアフリー化して、足腰が弱い人でも簡単に外出できるようにすると良いでしょう。体が動かなくなってから、バリアフリーの重要さを痛感するという人も多いですが、バリアフリー外構工事は、健康なときに施工することをおすすめします。この記事では、バリアフリー外構工事をするときのポイントを紹介していきます。
バリアフリー外構工事ではデザインも考えると良い
高齢者だけではなく、若い人でも健康なときにバリアフリー外構工事について考えておく必要があります。バリアフリー外構工事をするときには、他のエクステリアとの関係も考えると良いでしょう。住宅の外回りの部分は、家族が毎日使用するだけではなく、訪問客や近所の人の目に留まることもあります。バリアフリー外構工事をするときに、最も気にかけるのは安全面ですが、可能であれば美しさも兼ね備えたエクステリアにすると良いでしょう。
自分で判断するのは難しいので、外構業者に丸々お願いするという人もいますが、複雑な外構工事を行わずとも、一部を変えるだけでバリアフリー化ができるケースもあります。現在の玄関回りが気にいっているのであれば、どこをどのように変えればバリアフリー化できるのかを考えると良いでしょう。現状のエクステリアを残したいと考えているときには、徐々にバリアフリー外構工事を進めていくこともできます。
バリアフリー外構工事を始めるまえに考えること
バリアフリー外構工事を行いたい気持ちはあるものの、具体的にどこをどのようにすれば良いのかわからないという人も多いと思います。バリアフリー外構工事をするためには、つまづいたり滑ったりする部分を無くすことを心がけましょう。とくに足腰が弱っている高齢者は、低い階段があるだけでも転ぶ危険性があります。外構工事をするときには、段差を無くして転びにくい外回りに仕上げることと、夜間の暗闇のなかでも安心して歩けるように照明を取り付けることが大切です。
バリアフリー外構工事をする長所
玄関をバリアフリー化すると、怪我する危険性が減る効果があります。高齢者であれば歩くことが困難で、筋力が下がる人もいるでしょう。そのため、一般的な玄関では使い辛く転んで骨折するなどの危険性も考えなければなりません。そうした危険性を減らすためには、玄関のバリアフリー化を行うと良いでしょう。また、玄関をバリアフリー化すると、足腰が弱った人だけではなく、共に暮らす家族にも利点があります。バリアフリー化した玄関は空間が広く、段差が少ない傾向にあります。そのため、収納できる場所が増えて、メンテナンスがしやすくなるので、朝の混み合う時間にも助かります。
バリアフリー外構工事をすることで、介護が必要な人が自分でできることが増えます。不便な思いをしないだけではなく、同居する家族にも迷惑をかけずに済み、気持ちに余裕が生まれます。筋力や体力を維持するためにも、できるだけ自分で歩くことが重要で、健康にも良い影響を与えます。また、バリアフリー外構工事では、国や自治体の補助金を受けられる可能性があります。補助金を得るには条件がありますが、条件を満たしていれば工事金額の上限20万円まで受け取れます。
バリアフリー外構工事をする短所
バリアフリー外構工事を行うときの問題は、広いスペースが必要なことです。手すりや滑り止めを取り付けるだけではなく、門のスペースの広さも考えなければなりません。車椅子が通れる幅を確保して、介護する人も共に使用できる広さにすると良いでしょう。また、玄関の段差を取り除くと、風に乗って外側からの砂やホコリが家のなかに入ってきます。一般的に玄関は、部屋よりも低い場所に設けられているので、バリアフリー外構工事で段差を無くすと、部屋のなかに砂やホコリが溜まる恐れがあります。バリアフリー化すれば、すべての部屋が平らになるため、玄関の場所や向きを変えるなどの対策が必要になります。
バリアフリー外構工事でスロープを取り付ける
スロープの素材は、雨に濡れても滑りにくい素材を採用する必要があります。デザイン性に富んだ石材やタイルは、水に濡れると滑りやすくなるので、長い間避けられてきました。しかし、近年では石材やタイルでも滑りにくい素材が開発されているため、外構業者と話し合ってみると良いでしょう。もし、スロープの表面をコンクリートで仕上げるときには、表面がツルツルにならないように、ホウキなどで跡をつけるなどの対策を施して、滑り止めを作ることも大切です。
スロープの幅は、最低でも1メートル以上は確保して、走行しやすいように手すりを取り付けましょう。また、スロープに縁石を置いていないと、車椅子に乗る人が一人で走行するときに脱輪してしまう恐れがあります。縁石の取り付けも忘れないようにしましょう。エクステリアのスロープの角度は、室内よりも傾斜を緩やかに保つ必要があります。しかし高低差が大きくて、どうしても急な角度になるときには、スロープの中央に折り返し地点を設けるなどの対策をとりましょう。
バリアフリー外構工事で門扉を取り付けるときの注意点
現在人気がある門扉は、ドアタイプのものが主流です。車椅子に乗りながら開け閉めをするのが簡単ではないので、車椅子に乗った人のことを考えているとはいえないでしょう。そのため、バリアフリー外構工事をするときに、軽い力でも開け閉め可能な引き戸タイプの門扉に取り換えるのがおすすめです。
家のなかと外に段差があると、足腰の弱った高齢者や、体の不自由な人にとっては、外出が困難になります。しかし、家をバリアフリー化して暮らしやすくすると、外出する意欲が出て、より前向きな暮らしができます。どんな人でも歳を取ると、体力が衰えていくので、将来のことを考えて、バリアフリー化の計画を立てると良いでしょう。特に元気で健康なときにバリアフリー化を済ませておくと安心できます。
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