外構工事をレンガ敷きで仕上げるときの長所と短所について
2023年7月28日
形状を揃えて窯で焼き上げたレンガは、唯一無二の材料です。そのため、最近では庭や玄関アプローチをレンガ敷きで仕上げる人が増えています。
この記事では、外構工事をレンガ敷きで仕上げる長所や短所、施工方法を紹介します。またレンガ敷きの外構工事でかかる金額や、DIYでも施工できるのかについても解説します。
外構工事をレンガ敷きで仕上げる利点
エクステリアをレンガ敷きにする利点として、まず考えられるのが、レンガの原料は土なので、環境に優しいということです。また、レンガは断熱性や遮音性が高く、住宅の外壁や塀に使用すると、大きな効果があります。
そして、時間が経つと、見た目の味わいが変化することも利点の1つといえます。外壁やアプローチは定期的に模様替えできる場所ではないため、レンガ敷きにすると、時間が経つごとに違った見た目になり、味わいが深くなります。
なお、近年では豊富な種類のレンガが販売されており、いくつもの色を組み合わせで、おしゃれな部品を作り出すこともできます。西洋風の家に仕上げようと思っている人は、外構工事でレンガ敷きを選択することをおすすめします。
レンガはデザイン性だけではなく、機能性でも優れています。レンガは水を吸収しやすいので、レンガ敷きで仕上げた床は、水はけが良くなり、雨や雪が降っても滑りにくいという安心感があります。
毎日通る玄関を安全に歩けるようになるのです。晴れた日だけではなく、雨や雪が降ったときのことも念頭に置いて、材料を選ぶと良いでしょう。
外構工事をレンガ敷きで仕上げることには短所もある
エクステリアで使用するレンガの短所として、風化しやすいという面があります。時間の変化で味わいが出る材料ではありますが、劣化もしやすいということを覚えておくと良いでしょう。
また一部分を修理しようと思っても、同じ色合いのレンガが入手しづらいことも覚えておく必要があります。さらに、下地処理をしないと下から雑草などが生えてきて、レンガの位置が変化する可能性もあります。
平らであったアプローチに段差が生じたり、繋ぎ目が平らにならなかったりすることもあります。このような状況を避けるためには、費用がかかってもコンクリートや石で土台をしっかり整える下地処理を行うことをおすすめします。
あとになって工事を行うこともできますが、レンガが沈み込んでからの補修工事は効率が悪いので、レンガ敷きの外構工事をするときには、水はけや乾燥、下地処理に注意すると良いでしょう。
外構工事をするときの気温にも注意しておかなければなりません。レンガは水を吸収しやすい素材ですが、冬場は水の浸みたレンガが凍り、割れる危険性もあります。
また水はけが悪く、乾燥しにくい季節には、苔が生えてしてしまう可能性もあります。レンガの上を歩けば滑りませんが、苔が生えている場所は滑りやすくなるので、注意しなければなりません。
レンガは時間ともに変化するので、味わいを楽しむこともできますが、歩くときには注意が必要です。さらにレンガ敷きで仕上げるときにはモルタルで固めるので、工事の手間がかかることも短所の1つです。
外構工事をレンガ敷きで仕上げるときにかかる費用の相場
外構工事のアプローチをレンガ敷きで仕上げるときには、約20万円から40万円程度の価格が相場になります。レンガ1個当たりの値段は安価ですが、きれいに見せるためには数が必要になります。
また、施工するときにはスキルが必要で、はじめに土地を平らにしてから、コンクリートを流し入れてレンガを敷き始めます。それから隙間をコンクリートで埋めるなどの処理も必要です。レンガの大きさや並べ方によっても金額が異なります。
レンガ積みの壁を作るときの金額は、レンガ1個当たり約2百円から3百円程度が相場になります。通常のレンガを使用した場合で、高さ90センチメートルの壁を横1メートル分作るときには、縦に15段程度、横に5個程度で、合計75個程度のレンガが必要です。
金額の相場は約1万5千円から2万2千円程度になります。それに加えて基礎工事が必要になる場合もあります。近年では外でパーティーをするために、庭にレンガ積みのバーベキューコンロやピザ窯を取り付ける人も増えています。
簡単に積み上げて作る場合には、デザイン料も含めて約15万円から30万円程度かかります。なお大きなピザ窯を作るときには、100万円以上かかる場合もあることを覚えておきましょう。
外構工事のレンガ敷きはDIYでも問題ないか
日本で購入きるレンガには、大きく分けて普通レンガと、特殊レンガの2種類があります。普通レンガは水に強いので、庭や通路、駐車場、壁などに使用すると良いでしょう。
特殊レンガは熱に強いので、ピザ用の窯や暖炉などに使用できます。基本的に、外構工事のレンガ敷きは外構工事を行う業者に任せるのが正解ですが、雰囲気を出すための庭の小道など、レンガの量が少なく、簡単に直せる部分ならばDIYでも問題ありません。
しかし、人が歩く部分のレンガがしっかりとはめ込められていないと、レンガに引っかかって転倒する危険性もあります。そのため、安全性も考えて下地から整えていく必要があります。
なおアプローチや駐車場など、多くのレンガを使用する場所は、外構工事を行うプロの業者に任せるほうが、安全できれいに仕上がります。これは、時間が経過してもレンガが沈む心配がないように、下地からしっかりと整えていく必要があるからです。
レンガを敷くときには、まず場所の寸法を測ることが大切です。敷く場所の広さとレンガ1辺の長さを割り出して、使うレンガの数を決めましょう。
それから、レンガを埋めるための穴を掘ります。レンガの厚みに加えて、路盤材の厚みや砂の厚みも考えて深さを決めます。さらに固い下地を作るために、路盤材を敷きます。
地面を平らにならしたら踏み固めると良いでしょう。端の位置から、レンガの間隔を5ミリから8ミリ程度開けて敷き詰めていきます。半分の大きさのレンガが必要なときには、レンガ用のガタを使うと良いでしょう。
レンガを並べ終わったら、隙間に砂を入れていきます。ホウキを使って隙間がしっかり埋まるように砂を行き渡らせます。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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