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バリアフリー外構工事を成功させるためには入念な準備が必要

2022年7月22日

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高齢化社会に伴って商業施設やショッピングモールでは、なるべく段差をなくしてスロープを設置し、車いすやベビーカーでも安全に通れるように、バリアフリー対策が行われています。

その影響で自宅でも階段を撤去して、車いすやベビーカーが安全に移動できるように、外構工事もバリアフリー化が進んできています。

高齢者は足腰が弱くなると玄関から道に出るまでの通路でつまずきやすくなり、外出しにくく感じます。

危険な場所を減らし、安全に外出できるように整えるのがバリアフリー外構工事です。

この記事ではバリアフリーの方法やエクステリアの工事について紹介しています。

バリアフリー外構工事を成功させるには

リフォームをする前に外構設備の特徴について知っておくのは大切です。

一例としてスロープを設置する時には、路面に転びにくい素材を使うことが重要ですが、見た目ばかり気にすると滑りやすいタイルを選択してしまうかもしれません。

また手すりの色によっては熱を吸収しやすく、熱くなりやすい素材もあるので、基本的には見た目も大切ですが、設備の特性を知って、使いやすい外構にすることが更に重要です。

また介護で使う器具について知ることも大切で、リフォームをする前に車いすを使うことを想定した場合、スロープの幅を車いすが無理なく通れる大きさにする必要があります。

さらに踊り場を作る時には車いすの方向転換も考えなければなりませんし、車いすを押す人の体力も考えると休み場を設置した方が良いかもしれません。

またバリアフリーをスムーズに行うためには、介助する人の動きも気に留める必要があります。

車いすを使う時に介助する人は車いすを押すだけではなく、車いすの利用者との会話もしたいので、時には車いすの前にまわる必要もあります。

さらに外構のバリアフリー化を使いやすくするためには、プロの知識が重要です。

バリアフリーにすると外観が殺風景になりがちなので、デザインと両立して見栄えを良くするためには、専門の外構工事の業者としっかり話し合う必要があります。

デザインについては外構業者のサイトに載せられている施工事例を参考に出来ます。

しかしリフォームを施工すると費用を先に考え、使いやすさは後回しになる傾向がありますが、たとえ工事費用が数百万円になったとしても、快適な生活を送るためなのである程度の割り切りは必要です。

きちんとリフォームすれば、バリアフリーに掛けた費用を上回る効果が得られます。

リフォームをする時にバリアフリーを重視すれば、自分の身体に対応したサポートを受けることが可能です。

バリアフフリーでおすすめの外構工事

道路から玄関まで高低差がある庭をバリアフリーにする工事では、スロープを設置するのが一番良い解決策ですが、角度が非常に急な場所ではスロープでは役に立ちません。

そんな時に考えるのが階段昇降機です。この機会は階段にレールのようなものを設置して、横向きに座りスイッチを入れると登っていく小さなエレベーターのようなものです。

家庭用の100Vコンセントでも使用できます。
注意点としては階段昇降機の設置にかかる費用は、介護保険の対象外になります。

しかし申請すれば自治体からの援助を受けることも可能です。

最近の住宅は玄関の大きさも広めに取られていて、車いすやベビーカーでも入れるように設計されていますが、昔の一般的な住宅は、玄関が狭く作ってありました。

エクステリアのバリアフリー化を検討しているなら、玄関の門扉を引き戸に変えると使いやすくなります。

引き戸でも門扉にレールがあるタイプだと、車いすでは通りにくく、わずかな段差でもつまずいてしまうかもしれません。

そこで壁の後側をローラーで支えているスライドタイプの門扉だと、設置にスペースを取りません。

外構業者のサイトの中には様々な種類の門扉の写真があるので、自分に合った色や形の商品が見つかります。

また玄関の照明も重要なポイントです。
健康な人にはわかりませんが、ただ明るい照明に変えれば良いということではありません。

歳を取ると視力が下がるので照明の見え方が変わってきます。

明るい場所から急に暗いところへ行くと、若者でも一瞬目がくらむように、高齢になると目が見えやすくなるまでに2分から3分待たなければなりません。

そして照明の光がまぶしいと位置も高く見えて、より目がくらみやすくなります。
そこで玄関の照明を間接照明に替えると改善されます。

壁を広く照らすようにすると、明るいスペースをより身近に感じることができます。

歩いている途中で暗い場所があると、目がくらんでしまい明りの元で目が慣れるまでに時間がかかります。

昔ながらの石灯籠のある庭でも、リフォームの機会に撤去して、和風住宅にマッチする間接照明に交換すると安全を保てます。

バリアフリーのリフォームと補助金の関係について

近年では高齢化する人が多いので、高齢者住宅改修費用助成制度が定められました。
一定の要件を満たした介護のリフォームにおいて補助金が支給されます。

支給額はバラバラですが最大で18万円まで支給されるので、リフォームにかかる費用を抑えることが可能になります。

20万円以上のリフォーム費用がかかった時には、認定されると18万円が支給され、それ以外は自己で負担することになります。

この制度は外構工事にも適用され、手すり工事やスロープ工事が対象になります。

手すりの取り付け工事では、玄関前のアプローチや階段に手すりを設置します。
工事は簡単でコストもかからず、短期間でできます。

体力が衰えて足腰が弱った高齢者には、歩く時や動作で一呼吸置く時に手すりがあると便利です。
そして雨の日でも手すりにつかまれば、転倒防止にも役立ちます。

高齢者の怪我の約8割が自宅で起こっていて、中でも非常に多いのが転倒と転落です。

玄関から道路までの段差を無くすためにスロープを設置する工事も高齢者住宅改修費用助成制度の対象になります。

家族の中に車いすを使う人がいるなら、生活しやすくするためにもスロープ工事は欠かせません。

スロープがあれば介護される人が安全であることは重要ですが、介護をする人の負担を軽く出来るメリットもあります。

 

茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。

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