ー外構工事で取り付けられるカーポートのタイプや長所と短所についてー
2023年12月15日
住宅の外構工事をするときに、カーポートを取り付けるべきかどうか考える人もいることでしょう。住宅に駐車場はあるものの、カーポートが必要なのかよくわからない人は多いです。
この記事では、外構工事でカーポートを取り付けると良い理由に加えて、さまざまな形状のカーポートについても紹介しています。また、カーポートを取り付けた場合の長所と短所についても解説しています。
カーポートとガレージは違うもの
カーポートとは車を停める場所のことで、エクステリア業界では、屋根が付いた駐車場のことを指します。そのため、屋根がない駐車スペースはカーポートではなく、駐車場と呼ばれます。
対照的にガレージは、天井や壁で囲まれ、入口には門扉が設置された車庫のことです。
カーポートにも屋根や簡単な雨よけが付いていますが、ガレージのように壁や門扉はありません。しかし、本体の料金に加えて、施工するときの金額が抑えられるというメリットがあります。
外構工事で設置できるカーポートのタイプ
外構工事で取り付けられるカーポートにはいくつかタイプがあります。
- 片側タイプのカーポート
- 両側タイプのカーポート
- 後側タイプのカーポート
- Y字屋根のカーポート
一つずつ紹介していきます。
片側タイプのカーポート
片側タイプのカーポートは、屋根を支えるための柱が片側にしかありません。
そのため、車の出し入れや乗り降りのときに、柱にぶつかる心配が少なくなります。
しかし柱が片側にしかないと強度が高いとはいえず、車1台用の小さなものを設置する人が多いです。
外構工事業者によっては、強い柱を持つ片側タイプのカーポートを勧めてくることもあります。車2台分に対応しているものもあるので、状況を見極めて選ぶようにしましょう。
両側タイプのカーポート
両側タイプのカーポートは、屋根を支えるための柱が両側に設置されています。
片側タイプよりも強度が高いので、2台から3台の車を停めることも可能です。
片側タイプよりも使用する柱が多く、柱を埋める工事も必要ですので、工事にかかる金額が高くなる傾向があります。
後側タイプのカーポート
後側タイプのカーポートは、車両の後ろに柱が取り付けられています。
前や左右に柱がないので、車の出し入れや乗り降りがしやすいことがメリットです。
また、2台から3台の車を停められる大きさの商品もあり、家族全員が自分の車を持っている家庭に合った形状といえます。ただし、高い強度を保つには基礎を頑丈に仕上げなくてはならず、工事にかかる金額が高くなりがちです。
Y型屋根のカーポート
Y型屋根のカーポートは、2つの片側タイプのカーポートを左右からくっつけた形状で、左右外側に向かって広い屋根が付いています。
ほかのタイプのカーポートと比べると簡単な構造なので、工事にかかる金額を抑えられるメリットがあります。
片側タイプのカーポートを検討していて、車2台を停めるスペースを確保したい人におすすめの形状です。
外構工事で取り付けるカーポートの長所
カーポートの長所を解説します。
雨風や雪、太陽光、鳥の糞から守ってくれる
カーポートがあれば雨風や雪、太陽光から車を保護してくれます。また、上から落ちてくる鳥の糞などが車に触れることも防いでくれます。
車が汚れなくなるので、洗車する回数が減ることも長所です。
太陽光から守られるため、車体や塗装の劣化が遅くなるほか、夏場の日光を遮るため、車内の温度の上昇を抑えることもできます。
車の乗降時に雨や雪で濡れにくい
外構工事でカーポートを取り付ければ、車の乗り降りをするときに、雨や雪で濡れにくくなります。
玄関からカーポートまで屋根を取り付けると、車から玄関まで傘をささずに入れます。小さい子どもや高齢者がいる家庭では、荷物を持って傘をさして車に乗せるのは一苦労です。しかしカーポートがあれば、傘がなくても安心できます。
除雪作業が軽減される
カーポートがあれば、除雪作業にかかる労力を軽減できます。
積雪量の多い地域では、出かけようとしたときに、車の周りの雪を除く作業をしなければならないことがあります。
車までの雪を取り除く作業は体力が要りますし、車に大量の雪が積もっている場合には、その雪を落とさなくてはなりません。出かけるときに、時間がかかってしまいます。
外構工事で屋根が付いたカーポートを設置すれば、除雪する場所が減り、車に雪が積もる心配もなくなります。
設置が簡単で工期が短く金額も安い
カーポートはガレージよりも設置が簡単なので、工期が短く金額も安く抑えられます。
住宅の駐車場としてガレージを設置する人もいますが、カーポートのように早く安くとはいきません。設置にも時間がかかり、本体の料金もあって費用が高くなりがちです。
カーポートはガレージよりもスペースを取らず狭い場所に取り付けられるほか、圧迫感が少ないという長所もあります。
外構工事で取り付けるカーポートの短所
カーポートの短所とその解消方法も解説していきます。
駐車時や乗り降りで柱にぶつかる可能性
屋根がない青空駐車場と比べると、屋根を支える柱があるので、車を出し入れするときや乗り降りするときに、柱にぶつかる可能性があります。
特に車の運転に不安がある人は、カーポートの場所や道路からの角度などにによって、車を入れにくいと感じることもあります。
このようなケースの対策として、頑丈な柱で支える片側タイプのカーポートを設置すると良いでしょう。
圧迫感が生じ玄関付近が暗くなる可能性
駐車場に屋根があると、どうしても圧迫感が生じたり、カーポートの周りに日陰ができたりして、玄関周辺が暗くなる問題が生じます。
玄関前の空間を開放的にしたいのであれば、工夫次第で開放感を演出できます。
カーポートに明るいカラーの柱や屋根材、透光感のある屋根材を使用するなどデザインの工夫が可能です。ほかにも柱を高く設置して、屋根の場所を高めに設定すると、太陽の光が入るため圧迫感が軽減できます。
横からの雨風に弱い
四隅に壁があるガレージと比較すると、カーポートは開放的な分、横から吹き込む雨風に弱いです。
特に圧迫感を減らすために屋根の場所を高くすると、横殴りの雨風を防げなくなります。
見た目と使い勝手のバランスを取りながら屋根の高さを決めると良いでしょう。
まとめ
外構工事でカーポートを設置すれば、雨風や太陽光から車を保護し、車に乗り降りするときに雨や雪に濡れるのを防いでくれます。
ガレージと比較すると簡単な設計なので、設置にかかる金額が安く済むことも長所です。
しかし、カーポートはガレージと異なり、横からの雨風には弱いという短所もあります。また柱にぶつかったり、玄関前が暗くなったりするという問題が生じることも多いです。
そのような場合には、素材のカラーや材質、柱の数や高さなどを工夫することで、問題を解決できます。外構工事を行う業者に相談すると良いでしょう。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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