NEWS

外構工事で段差を無くすためにはどのようなリフォームをするのか

2023年3月17日

Pocket

外構工事で玄関にスロープを作ると、玄関前の段差を無くし、車椅子やベビーカーが通りやすくなります。家の玄関にスロープを取り付けるときには、素材やデザインだけでなく、法律で決められたスロープの角度や幅も考えて作業することが大切です。

この記事では、段差を無くす外構工事に必要な金額や施工するときのポイントについて紹介しています。安全にそして自分たちの目的に合ったスロープにするために、参考にしてください。

外構工事で段差を無くすメリット

楽に移動できる

玄関に緩やかなスロープを設置すると、ベビーカーや車椅子が通るときに便利なり、歩くときにも足腰への負担も軽くなります。

車椅子が通るときには、ほんの僅かな段差があっても通行が不便になり、自分の力で段差を乗り越えるには2センチメートルの段差でも大変な労力を使います。一般的には15センチから20センチメートルの段差がある場合には、誰かに押してもらわなければなりません。

しかし、外構工事でスロープを取り付けるリフォームすれば、段差が無くなり車椅子の人が自力で楽に上れるようになります。

また、赤ちゃんを乗せたベビーカーは、ある程度の重さがあるので、一人で階段を上ると体への負担が大きいですが、スロープがあれば上りやすくなります。

転ぶリスクが減る

玄関前の階段を無くして、外構工事でスロープを設置すれば、転ぶリスクが減ります。少子高齢化が叫ばれている時代に、二世帯住宅にリフォームしたり、将来の介助や介護のも考えて、バリアフリー化した玄関にリフォームする家庭も増えています。

足腰が弱い高齢者でも、スロープがあれば自分で外に出られるので、介護する人も心配せずに暮らせます。また、小さな子供にとっては僅かな段差でも、移動を妨げ転ぶ可能性もあります。

階段であれば、夜に帰宅した時に足元が見えにくくなり、段差につまづいたり、階段を踏み外すかもしれませんが、スロープなら子供でも上り下りしやすいので、安全に利用出来ます。

おしゃれ

外構工事でデザインにこだわったスロープを取り付けると、おしゃれなエクステリアに仕上がります。コンクリートを流しただけの玄関よりも、タイルや石を使用したスロープを設置すれば、彩りのある玄関スペースが手に入ります。

スロープの角度が緩やかならば、周りにゆとりが出来て、スペースも広く使えます。

外構工事でスロープを取り付けるデメリット

玄関にスロープを設置するときには、外構工事にかかる金額がデメリットとなるかもしれません。また、場所によってはスロープを取り付けられないため、前もって調査を行う必要があります。

まず玄関にスロープを設置するときには、広いスペースが必要です。国交省のバリアフリーに関する法律のなかには、室内のスロープの角度は5度、屋外ならば4度が理想的とされています。

つまり、10センチメートルの段差を無くすために必要なスロープの長さは1.2メートルから1.5メートルになります。もちろんこの値は目安ですが、介護するときには、なるべく緩やかに調整できるように、スロープを広くする必要があります。

玄関が狭く扉まですぐのときには、折り返しのスロープを設置するようにして、緩やかな角度を保ちましょう。

スロープを取り付ける外構工事ではそれなりの金額が必要です。簡単なつくりで短いスロープなら20万円前後で施工できる場合もありますが、手すりや照明も一緒に取り付けるときには、30万円以上かかることもあります。

また、スロープを取り付ける前に、既存の階段や塀を撤去したり、エクステリアや庭をリフォームする外構工事も一緒に行うときには、追加料金がかかります。さらに家の形状によっては、スロープを取り付けられないこともあります。

例えば玄関前のスペースが狭く、スロープを取り付けられないときには、玄関ではない所にスロープを設置する必要があります。

例えば玄関の横にスロープを設置して、正面の階段はそのまま残す、または正面玄関ではなく裏口にウッドデッキを設置してスロープを造る方法もあります。

外構工事で取り付けるスロープのタイプ

外構工事のスロープの種類には、階段付きタイプと手すり付きタイプがあります。階段付きタイプは、玄関の階段に合わせて取り付けます。

特徴は空間があれば簡単に設置できて、車椅子の介護をしやすいという点です。手すりタイプは、スロープに沿って手すりを取り付ける構造で、高齢者が歩くときに転ぶリスクを避けられるので、足腰の弱った人でも自力で歩くことが出来ます。

可能であれば3メートル以上のスロープには手すりを設置すると良いでしょう。スロープの床面に使う素材には、タイルやコンクリート、石材、レンガなどを使用出来ます。

色やデザインのバリエーションに富んだタイルは、欠けた部分があるときには、取り替えが簡単に出来ます。スロープを丈夫にしたいときにはコンクリートや石、見た目や雰囲気を良くしたいときにはレンガを使うと良いでしょう。

スロープを取り付ける外構工事にかかる金額の目安

スロープを取り付ける外構工事の金額は、手すりを入れても約40万円から50万円、手すりを付けないときには、約20万円です。なお設置する場所によっては周辺の整備が必要になり、さらに工事の金額が上がることもあります。

スロープに照明を取り付けるときには、商品代と設置にかかる費用が必要です。照明の金額は一個あたり約1万5千円から2万5千円で、壁に埋め込む形式の照明ならば、電気工事も含めて一個あたり約8千円前後です。

なおエクステリアのリフォームとして、スロープと階段をどちらも設置するときや、庭の形を変更する場合など追加で工事が必要になるとリフォームの料金も高くなります。

スロープを取り付けるときに、介護保険の補助金を使用すると、外構工事にかかる金額を抑えられるかもしれません。介護保険とは介護が必要な人が居る家庭で、バリアフリー工事をしたときに、リフォームの金額の一部を自治体が支払ってくれる制度です。

しかし、この制度は支援が必要または介護が必要という認定を受けている人だけが、補助金を支給されます。

そのため、自治体の認定を得るための申請をリフォームする前に済ませていなければなりません。

 

茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。

会社名
東ヶ﨑工業
住所
〒311-3154 茨城県東茨城郡茨城町下飯沼675-3
TEL
080-1021-1222