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外構工事で段差をなくすときのポイントと注意点について

2023年7月7日

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新築で家を建てるときやリフォームするときに、気を配るのを忘れがちなのが玄関などのエクステリアです。毎日の生活は家の中で過ごすことが多いですが、出入りがある玄関の段差を放っておくと、怪我の原因になります。

また、段差が高いと転ぶ可能性もあります。この記事では、玄関などで外構工事を行うときのポイントや注意点について紹介します。

外構工事でリフォームをするときのポイント

リフォームをするときに、壁紙を張り替えたり、床をフローリングにしたりするなど、室内のメンテナンスを重視する人は多いものの、外構は疎かになりがちです。

いつも雨や風にさらされる場所だからと、整備をせずに放っておき、長い期間そのままにしている場合もあります。しかし、玄関の周りは家の顔になる場所なので、外構工事で整備してきれいに保つことをおすすめします。

外構工事で段差をなくすポイント

外構工事のリフォームでよく行われるのは、段差の解消です。家の構造によっては、土台である基礎を高くしなければならず、道路から階段を作って玄関への通路にすることがあります。

しかし、高齢者と暮らしていたり、小さな子どもがいたりする人は、段差があると不便に感じるかもしれません。外構工事で段差をなくすには、階段を取り付ける以外の方法を採用する必要があります。

バリアフリー化する

最近外構工事で人気が多いのは、バリアフリー化です。杖や車いすの人でも簡単に出入りできるように、階段を取り除き坂道にする工事は人気があります。

特に手すりを取り付けると、少しの段差があっても安心して歩行できます。道路までの距離が短く、坂道の勾配が急になってしまう形状では、階段の幅や数に調整を加えることで誰でも歩行しやすくなります。

また、外構工事でバリアフリー化を実施するときには、駐車スペースと合わせてリフォームすることで、外観やデザインに統一感を持たせられます。

タイルデッキを取り付ける

玄関の段差をなくしたい人は、タイルデッキを取り付ける方法を検討できます。階段はそのままでも、広いスペースをタイルデッキで維持することで、玄関ドアとの段差がばくなります。この工法は庭とリビングの段差をなくすときにも採用されます。

外構工事で坂道を取り付ける利点

ベビーカーや車いすの出入りが簡単になる

外構工事で坂道を設置することによって、段差がなくなりベビーカーや車いすでの走行が便利になります。車いすであれば、1センチの段差でも走行が難しくなり、自分で段差を乗り越えるには2センチの段差でもかなりの体力を消耗します。

一般的には15センチから20センチの段差がある階段では、誰かが傍で支えてくれないと上り下りが困難です。その点、玄関が坂道であれば、段差がなくなり、車いすの人が自分だけで簡単に走行できます。

また、赤ちゃんを乗せたベビーカーは、ある程度の重さがあるので、母親が階段を乗り越えるときにも、体への負担が大きいですが、坂道にすれば段差がないので簡単に通行できます。

体への負担が減る

外構工事で玄関に坂道を取り付ければ、階段よりも体への負担が減り、転ぶリスクを回避できます。少子高齢化といわれている今は、二世帯住宅にリフォームするなど、将来の親の介護を考えて、バリアフリー化した玄関周りに仕上げる人が増えています。

高齢になって体が衰えても、坂道があれば自分で外出できるので、みんなが気を遣わずに暮らせる家に整えられるでしょう。また、小さな子どもにとっては、わずかな段差でも通行の邪魔になりやすく、転ぶ危険性が高まります。

階段では、夜は足元が見づらく、段差につまずいたり、踏み外したりするなどの問題も発生します。一方坂道を取り付ければ、子どもの足でも上り下りしやすいので危険を回避できます。

デザイン面で見違える

外構工事で素材やデザインを追求した玄関周りに仕上げれば、おしゃれな見た目を維持できます。コンクリートを固めただけの玄関よりも、タイルや石材を使用した坂道を設置することで、カラフルな玄関周りになります。

勾配を緩くすれば、玄関周辺に余裕が生まれ、移動が便利になります。

外構工事で段差をなくすときの注意点

段差をなくすために、玄関に坂道を設置するときには、スペースや金額がネックになるかもしれません。また、場所によっては、坂道を取り付けられないので、前もってチェックすることが重要です。

階段よりも広い空間を準備する

玄関に坂道を設置するときには、十分なスペースを確保しなければなりません。たとえば、10センチの段差をなくすためのスロープの長さは120センチから150センチ程度が目安になります。

あくまでも目安であり、介護や介助が必要な場合もあるため、できるだけ緩やかな坂道を設置できるスペースを確保しましょう。玄関周りが狭く、門までの距離が短い造りのときには、坂道を折り返しにすることで、緩やかな角度を維持できます。

外構工事の費用が高い

外構工事で坂道を取り付ける際には、それなりの費用がかかります。アスファルトの簡単な短い坂道であれば、約20万円程度で施工できる場合もありますが、手すりや足元の照明なども設置すると、30万円以上を準備する必要があります。

また、坂道に加えて階段や塀を解体する作業や、庭の形を変えるなどの工事が必要になると、追加の費用がかかります。

環境よっては工事ができない場所もある

家の形などの条件によって、坂道を取り付けられないケースもあります。玄関周りのスペースが狭く、坂道の取り付けが難しい場所では、玄関以外の場所に坂道を取り付けることを検討したほうが良いでしょう。

玄関の隣に坂道を設置して、正面の階段は残したり、あるいは玄関ではなくウッドデッキや勝手口などに、坂道を取り付けたりするといった方法も良いでしょう。

段差を解消して滑りにくくするリフォーム外構工事では、さまざまなアイデアが採用されています。バリアフリー化や段差をなくす工事では、介護保険の給付対象となるケースもあるので、便利な制度を活用しながら外構工事を検討すると良いでしょう。

一方、外構工事を行うのが、環境的に難しい場合もあります。

外構業者と見積もりや打ち合わせを重ねて、自分たちが満足できる外構に仕上げましょう。

 

茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。

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