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ー外構工事でアスファルトを使用する利点とコンクリートとの違いー

2023年11月3日

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駐車場の外構工事をするときに、アスファルトで舗装する家庭もあります。スーパーマーケットなどの駐車場ではアスファルトが使用されますが、一般住宅の外構工事で使用する利点はあるのでしょうか。

多くの家庭では、駐車場の外構工事を行うときには、アスファルトではなくコンクリートを使用します。しかし、一般の家庭でもアスファルトで舗装することもあるので、どちらが良いのか知りたいと思う人は多いです。

この記事では、駐車場の外構工事でアスファルトを使用する利点やコンクリートとの違いについて紹介します。

外構工事で使用するアスファルトについて

アスファルトは天然アスファルトと石油アスファルトの2タイプがあります。

天然アスファルトは日本では産出できないので、原油を蒸留した石油アスファルトが外構工事で使用されています。駐車場の外構工事では、石油アスファルトに小石や砂を混ぜたもので施工します。

アスファルトを使用する利点は、水はけがよく、作業にかかる費用が安いという点です。また、表面に柔軟性があるので車のタイヤですり減らないという特性もあります。

アスファルトとコンクリートは異なる

アスファルトとコンクリートは外構工事で頻繁に使用されますが、まったく違う材料です。アスファルトはたわむ性質があるので、地震などで地盤が変化しても対応できます。また施工にかかる時間が短いことも利点です。

一方で、コンクリートは硬くて耐久性があり、車が走るときや重いものを設置するときに役立ちます。コンクリートで仕上げれば、表面を平らにできるので見た目が美しく整います。しかしコンクリートを施工するには、時間や手間が必要で、地震が起きるとひび割れする可能性もあります。

外構工事で駐車場を舗装するときにはアスファルトが良い?

駐車場の外構工事をするときには、アスファルトで仕上げると良いと勧める場合があります。

アスファルトで仕上げれば、工事の期間が短くて済み、柔軟性も高いので車が走りやすいというメリットがあります。

コンクリートだと、コンクリートの強度を上げるために目地や鉄筋を入れる作業に時間がかかりますが、アスファルトは転圧するだけですぐに固まり、短い時間で外構工事が終わります。また水はけが良いことも魅力の1つです。

外構工事でアスファルトを使うことのデメリット

駐車場をコンクリートで仕上げれば、色や柄を変えられますが、アスファルトではデザインはそのままです。道路と同じように、全体的に黒くなってしまい、美しい外観は期待できません。デザイン性に乏しいことを考えると、一般住宅にはおすすめしづらい材料です。

アスファルトを使用するときには、150度以上の高温で運ばれてきて、冷めると固まってしまいます。一般住宅では、アスファルトを載せたダンプカーが敷地内に入れないので、アスファルトも少量で冷めやすくなります。仮に冷め切っても、再び高温に加熱すれば使えるようになりますが、一般住宅では再加熱が難しく、アスファルトで仕上げる人は少なくなっています。

アスファルトは、表面がたわむ性質があるので、重いものの下には向いていません。そのため、重い車や大きな車の駐車場をアスファルトで仕上げると、耐久性や耐荷重性の面で限界が訪れます。長い時間重さをかけられると、アスファルトに変形や沈下が生じて、表面が破損しひび割れが発生する場合もあります。こうした場所は、強化されたコンクリートで仕上げると安心できます。

また、アスファルトは、コンクリートと比べてもろいことも短所です。アスファルトには鉄筋や目地が入っていないので、表面がひび割れしやすく形が変わりやすい傾向があります。そのため、頻繁に補修しなければならず、寿命が短いことが難点です。

アスファルトを使う外構工事はDIYでもできるのか

簡単なアスファルトや補修材を使えば、DIYでもアスファルトを使用できます。

しかし本格的にアスファルトで仕上げるときには外構業者に頼んだほうが良いでしょう。なぜなら、アスファルトの使用は、コツを理解していないと失敗してしまうからです。

また、外構工事は天気や外の気温にも影響されるので、DIYで行うと工期が長引く傾向にあります。美しく仕上げたいときには、外構業者を利用しましょう。

駐車場をアスファルトで仕上げるときに注意すること

田畑のように、地盤が弱い土地を駐車場にする工事では、地盤改良を行わなければなりません。そのため、外構工事で追加費用が発生するかもしれません。地盤改良を行うときには、セメントを使って表面を固めてから地盤を強くする必要があります。

アスファルトで仕上げると、初期費用は安くなりますが、コンクリートのような耐久性がないので、頻繁にメンテナンスをする必要があり、余分な費用がかかることを予期しておきましょう。

アスファルトを使用できる年数は約10年程度ですが、使用状況や環境によって短くなる場合もあるので、頻繁にアスファルトの状態をチェックして、補修しながら耐久性を上げることが大切です。

アスファルトで仕上げるときの手順

一般住宅の駐車場だけではなく、広い土地に駐車場を作るときなどは、アスファルト舗装を検討すると良いでしょう。

アスファルトで仕上げるときの手順は、土を10センチほどの深さに堀り、土地をならして、小石を敷き詰めます。それから、小石に圧力を掛けて整地します。続いてアスファルト材を5センチの厚さで敷いていきます。最後にアスファルトに圧力をかけて表面を固めます。

アスファルトだけではなく、駐車場の車止めやフェンスを取り付ける外構工事も外構業者に一緒に頼むと良いでしょう。

なお、アスファルトを使用すると、独特のにおいが生じるので、工事をする前に近所の人に工事を行う時間について伝えておくことが重要です。前もって声をかけてトラブルを防止しましょう。

アスファルトとコンクリートには各々にメリットとデメリットがあり、外構のどの場所で使うかも決めるポイントです。

外構工事で駐車場を施工する段階になったときに、デザインで後悔することがないように、外構工事で疑問があるときには、前もって外構業者に相談すると良いでしょう。

茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。

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