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ーカーポート外構工事は本当に必要?メリットと注意点を解説!ー

2024年5月17日

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住宅の外構工事を検討する際に、「カーポートを設置するか」悩む方も多いのではないでしょうか?駐車スペースはあるものの、本当に必要なのか判断するのは難しいでしょう。

 

本記事では、外構工事でカーポートを設置する際の種類と、設置するメリット・デメリットを解説します。最後まで読むことで、外構工事によりエクステリア全体の見た目や利便性がどのように変わるのかを理解できます。

 

 

カーポートとガレージの違いを分かりやすく解説

カーポートとガレージは、車を収納・保管する空間として一見似ているように思えますが、その構造や用途には大きな違いがあります。

まずカーポートは、あくまでも屋根付きの簡易的な駐車スペースです。上部に屋根がありますが、側面には壁がなく開放的な構造になっています。屋根のない単なる駐車場とは大きく異なるのです。

一方のガレージは、屋根と4方向の壁に加え、扉が付いた完全に囲まれた建物のことを指します。車を屋内に収納することが可能で、扉を閉めることで外部から完全に遮断された空間になります。雨風から自家用車を保護できるのがメリットです。

つまり、カーポートは車の一時的な駐車と日除け・雨除けを目的としたもの。ガレージは車や自転車の保管や各種工具の収納など、さまざま用途に使える専用の小さな建物といえます。

またそれぞれの構造上の違いから、建設コストも異なってきます。カーポートの外構工事は比較的安価な設置費用で済みますが、ガレージの外構工事はコストがかかります。そのため用途や予算に合わせて、適切な選択をすると良いでしょう。

このようにカーポートとガレージは、構造や用途、コストが大きく異なります。それぞれの特徴と設置コストを考慮し、自分が求めるものに合うほうを選びましょう。

 

カーポートの種類とその特徴

外構工事でカーポートを設置する際には、さまざまな種類のタイプから選ぶことが可能です。ここでは、代表的な種類とその特徴について紹介します。 またそれぞれのメリットとデメリットについてもまとめましたので、参考にしてください。

 

片側支持タイプ【接触リスクが少ない】

片側支持は、屋根を支える柱が片側にのみに設置されているタイプです。車の出入りや乗降時の柱への接触リスクが低いのがメリットです。一方で、構造的な強度は低く、主に1台分の小型車向けのモデルが多いのがデメリットです。頑丈な2台用の製品もありますが、強度が劣るため注意しましょう。

 

両側支持タイプ【複数の車を収容できる】

両側支持は、名前のとおり、両側に支柱が設けられているタイプです。片側支持より構造が強固なため、2〜3台分の車を収容できます。ただし支柱の数が増えるため、設置工事の手間とコストがかさむデメリットがあります。  

 

後方支持タイプ【車と人の出入りがスムーズにできる】

後方支持は、車の後部に支柱が設置されているタイプです。前面と側面が開放的なため、車の出入りや乗降がスムーズにできるメリットがあります。2〜3台分を収容できるモデルもあり、複数台世帯に適しています。一方で頑丈な構造を実現するために十分な基礎工事が必要なため、コストがかさむ点がデメリットです。

 

Y字型屋根タイプ【車と人の出入りがスムーズにできる】

Y字型屋根は、2つの片側支持を組み合わせたタイプです。シンプルな作りのため、コストを抑えられるメリットがあります。そのためコストを抑えて2台収容を検討中の方におすすめの選択肢です。

 

カーポートの設置で得られるメリット

外構工事でカーポートを設置すると、さまざまなメリットが得られます。ここでは主なメリットについて紹介します。

 

メンテナンスの手間を減らせる

カーポートがあれば、雨風や雪、直射日光、鳥のフンなどから車を守ることができます。そのため車が汚れにくく、洗車の手間を減らせます。また、日光による塗装の劣化も防げるため、塗装メンテナンスの機会も大幅に減らすことが可能です。

 

雨の日でもスムーズに乗り降りができる

雨や雪の日でも、カーポートがあれば傘がなくても濡れることなく乗り降りできます。玄関まで続いていれば、まったく濡れずに移動が可能です。

 

冬場の除雪作業が楽になる

除雪作業の手間を軽減することも可能です。車周りや車上への雪の堆積を大幅に抑えられるため、車を利用するたびに必要な雪かき作業が楽になります。

 

コストを抑えて駐車スペースを確保できる

ガレージに比べ、設置が簡単で工期も短く、コストを大幅に抑えられることもメリットです。簡易的な駐車スペースが必要で、予算に余裕がない場合は特におすすめです。

 

カーポート設置の際の注意点

外構工事でカーポートを設置する際には、いくつか注意点があります。以下では、最低限押さえておきたい注意事項を紹介します。

 

停車時に支柱との接触するリスクがある

カーポートには、屋根を支えるための支柱があり、これが障害となり得ます。車を停めたり、人が乗り降りしたりする際に、支柱に触れる可能性があるのです。駐車スペースへの進入角度や位置によっては、駐車が難しくなるでしょう。

 

接触リスクを減らしたい場合には、支柱が片側にしかない片側支持タイプを選ぶことをおすすめします。

 

暗さや圧迫感の問題

屋根付きの駐車スペースを外構工事する場合には、圧迫感や暗さが避けられない問題です。特に玄関近くにある場合には、その影響が大きくなります。

 

しかし、玄関エリアを開放的に保つためには、アプローチの方法によって空間の明るさと開放感を改善することが可能です。例えば、柱や屋根には明るい色を選び、光を通す材料を使用するなどが考えられます。

 

また、柱を高く設置し屋根を高くすることで、太陽光がより多く入るようにし、圧迫感を軽減することも可能です。

 

側面からの雨や風への耐性

完全に閉じられたガレージと比べて、カーポートはその開放性から、横方向に降る雨に対して車を保護することができません。特に屋根を高く設定して圧迫感を軽減すると、横からの強い雨や風に対してはその機能性を十分に活かせなくなります。

 

そのため見た目と機能性を考慮しながら、適切な屋根の高さを選ぶことが重要です。

 

まとめ

カーポートを外構工事することで、車を雨や直射日光などから保護し、雨天での乗り降りをスムーズにすることが可能になります。また ガレージと比較して構造が単純なため、設置費用を抑制できるというのも大きなメリットです。 しかし側面からの雨風に対しては弱く、また支柱との衝突や玄関エリアの暗さがデメリットになる場合もあります。

ただしデメリットは、選択する材料の色や質感、支柱の配置や高さの調整などによって改善可能です。具体的な対策については、専門の外構工事業者にご相談ください。

茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。

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