ブロック塀の外構工事でかかる費用について
2022年10月7日
ブロック塀があれば外から中の様子が見えないので目隠しになります。また隣の家との境界に設置すれば、自宅の敷地を明示出来るため、ブロック塀は大切なエクステリアです。
しかし近年コンクリートブロックは、地震が起きた時に壊れる可能性があるので安全面から工事を懸念する人もいます。
家のブロック塀が耐震基準に届かない時には、外構業者に依頼して、ブロックを解体して処分し、基準に沿うように補修や補強をしなければなりません。
この記事ではブロック塀のメリットや、リフォームする時の費用について紹介しています。
ブロック塀の劣化について
ブロック塀は、基礎の上にブロックを積み重ねて、モルタルを塗って固めた塀のことです。
内側に鉄筋を入れると耐久性が高まります。近年では塀の色やデザインも様々な種類があります。
コンクリートブロックのように強固な建築材料でも、風や雨に直に晒されると表面が劣化していきます。
主な症状として表面にコケやカビが生えたり、表面が剥がれたり、ひび割れすることがあります。
また中の鉄筋がサビることもあります。さらにコンクリートの内側に入った水が石灰と一緒に表面ににじみ出て、二酸化炭素と結合して固まることもあります。
ブロック自体が使えなくなるわけではありませんが、見た目が悪くなります。
もしブロック塀にひび割れを発見したら、外構業者にブロックの補修を頼むと良いでしょう。
2018年に起きた地震による被害をきっかけに、地震とブロック塀の安全性が問題になりました。
老朽化したブロック塀や、建築基準に達していないブロック塀は崩れる可能性があり、このようなブロック塀が全国にたくさんあることも話題になりました。
1981年にブロック塀の設置に変更がなされましたが、81年以前に建てられた、高い塀や、鉄筋によって補強されていない塀、基礎が足りない塀など、基準を満たしていないブロック塀はたくさんあります。
高さや壁の厚さなどは目で確認できますが、内側の鉄筋の状態は外からでは確認できないので、自宅のブロック塀が心配な時には外構業者に相談してチェックしてもらうと安心できます。
自宅のブロック塀の状態を自分では判断できない時や、わからないことがある時には、すぐに外構業者に相談して補修を依頼すると良いでしょう。
長年使っているブロック塀ならば解体や撤去が必要になる場合があります。
日本全国の学校などを中心にチェックや撤去作業が行われていて、今後は個人の庭にあるブロック塀も対象になる可能性があるため早めにチェックする必要があります。
ブロック塀のメリットとデメリットについて
ブロック塀を設置するメリットは、ブロックを高く積み上げると、隣の家や通行人からの目隠しになり、中の様子が見えにくくなります。
隣の家と庭が繋がっている造りの家にでは効果を発揮します。またブロック塀は施工してから30年は無理なく使えると言われており、頻繁に手入れする必要もないので余分な手間がかからないこともメリットの一つです。
しかしブロック塀にはデメリットもあり、フェンスと比べると重さや厚さがあるので、見た目に圧迫感を感じやすく、コンクリートの色が地味なので、暗いイメージを持たれることがあります。
またブロック塀を設置すると、風の通り道を塞いでしまうこともデメリットの一つです。
この点は外構業者も分かっていて、色やデザインを選べる化粧ブロックを使用したり、ブロック塀の表面の塗装をすることで、地味で暗いイメージを払拭出来ます。
また、風通しの問題ではブロックの中央に穴が開いた、透かしブロックを使えば解消出来ますし、透かしブロックを利用すれば圧迫感を減らすことも出来ます。
ブロック塀のリフォームの価格について
ブロック塀をリフォームする時には、これまでの塀を壊して処分する工事をします。
ブロック塀を撤去する作業でかかる費用は1平米5,000円程度から10,000円程度です。
もちろん取り壊すブロック塀の種類や大きさ、出るごみの量によって費用が違い、周りの環境に応じて作業方法も変わります。
元々塀のない土地にブロック塀を新しく設置する場合や、現在のブロック塀を新しい塀と交換する時には、掘削作業をしなければなりません。
ブロック塀を新しく設置する時も、リフォームする時も基礎工事が必要で、基礎を整えるためには、土を掘って埋める作業をしなければなりません。
相場は1立方メートル3,600円程度から5,000円程度です。掘削した場所に基礎工事をしますが、コンクリートの基礎は1メートル4,000円程度、コンクリート布の工事は1メートル10,000円程度です。
ブロックを積むためには、基礎をコンクリートで作りますが、基礎工事の値段は1メートル当たりの単価で出します。
ブロック塀を積むのは素人でも出来そうな気がしますが、diyは避けた方が無難です。
業者に頼む時にも技術が高い左官会社に作業を頼まないと、リフォームをしてから少し時間が経つとひび割れが起きた入り、壊れる危険が増します。
そしてコンクリートで固めた基礎の上に、ブロックを重ねていきます。
通常のブロックであれば費用は1平米9,000円程度からで、化粧ブロックを使った時の費用は1平米12,500円程度からが相場になります。
ブロック塀を補修したり塗装する時の値段
ブロック塀の一部分にひびが入っている時には、新しく作り直さなくても一部を補修するだけで大丈夫です。
部分補修の工事は状態にもよりますが、1平方メートル13,000円程度から20,000円程度が相場です。
また、劣化したブロック塀を補修するために塗装をすることがありますが、コテでキレイに仕上げなくてはならないのでdiyよりは左官会社に頼んだ方が良いでしょう。
ペンキをする時にはローラーを使用できますが、diyでは風通しが悪く防水性も悪いためプロに作業を頼むことをおすすめします。
高く大きいブロック塀だと、塗装するだけで雰囲気がガラリと変わります。
周りの環境や家の見た目に合わせて適切な色を選びましょう。
ブロック塀を塗装する時の費用は、外構業者や使う素材の費用によって値段に開きがありますが、泥やコケ、カビなどを高圧洗浄機でキレイにするのに、1平米200円程度から300円程度かかります。
またブロックの目地にモルタルを流して、ひびが入っている場所をモルタルで補修する作業にも1平米1,000円程度かかります。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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