警察庁が行っている侵入窃盗発生件数の調査によると、侵入犯罪の発生率は近年減少傾向にあることがわかりました。とはいえ、不審者から容易に狙われないようにするためには、自宅や実家の外構における防犯性を高めておくことが重要です。

特に単身で生活する女性や共働き家庭など、家を空けることが多い方は、自宅のセキュリティに対する不安を感じやすいでしょう。

そこで本記事では、エクステリア工事を通じて実現できる防犯策に焦点を当てて解説します。

そもそもエクステリア工事とは？

エクステリア工事とは、住宅や建築物の外側の工事を指します。例えば玄関アプローチの改修、雑草対策の舗装工事、フェンス施工など多岐にわたります。

以下では、主な施工内容について詳しく紹介します。

エクステリア工事の主な施工内容

エクステリア工事の範囲は広く、塀や駐車スペースの施工、玄関をオシャレにする門扉や門柱の施工が含まれます。例えば駐車スペースのエクステリア工事は、カーポートやガレージの施工が人気です。

近年では芝生の敷設工事や花壇の造成工事、樹木の植栽など、庭をより魅力的にするための依頼が増えています。また家にいながらアウトドアを楽しむために、ウッドデッキやテラスの設置に対する需要も高まっています。

エクステリア工事のメリット

エクステリア工事は、見た目の向上だけではなく、機能性の改善や防犯対策の強化といったさまざまなメリットを得られます。趣味を楽しむためやリラックスするための空間づくりも可能です。

以下では、エクステリア工事のメリットを2つ紹介します。

家のセキュリティ強化

家のセキュリティ強化も期待できます。例えば、照明の追加や防犯カメラの設置により、夜間の安全性を高めることが可能です。

プライバシー向上

エクステリア工事を防犯目的で行う際には、同時に「プライバシー保護」にもつながります。

例えばセキュリティ強化のために実施されるエクステリア工事として、フェンスの設置が挙げられます。フェンスは、家全体を取り囲む形で設置することも、隣家との距離が近くプライバシーが気になる部分に限定して設置することも可能です。

フェンスは外部からの視線を遮る目隠しの役割を果たし、ブロック塀と比較すれば少しの隙間があるものの、外からの視線をなくすのに役立ちます。

また木目調などの落ち着いたデザインを選ぶことで圧迫感がなくなるため、プライバシーを確保しながらも、くつろぎやすくなるでしょう。

エクステリア工事で防犯性を高める方法

エクステリア工事を利用して、家のセキュリティを強化することが可能です。以下では、どうすれば家の安全性を高めることができるのか、方法とそのポイントを紹介します。

外部からの侵入が困難になる設計を採用する

空き巣や強盗は、玄関や窓といった出入りしやすい場所から侵入する傾向にあります。そのため侵入リスクの高い場所には、積極的にエクステリア工事を施工すると良いでしょう。

例えば、侵入を防ぐために塀やフェンスを設ける、音を発する砂利を敷設するなどの対策が効果的です。

照明を活用する

エクステリア工事を通じて、照明を活用するのも有効です。特に玄関周りを明るく照らすことで、夜間に不審者が侵入するのを抑止できます。

また動作を感知して、自動で点灯するセンサーライトの設置もおすすめです。センサーライトは夜間でも侵入者を迅速に検知できるため、居住者が異変に気付くのに役立ちます。

視界を確保する

不審者は視界が届きにくく隠れやすい環境を好むため、家周りの視界を確保することが侵入抑止につながります。

例えば、ブロック塀で完全に囲われている家よりも、外から内部が見える設計のほうが、侵入しにくい印象を与えます。侵入者があった場合に外部から中の様子が把握しやすくなるため、防犯に有効です。

外構の防犯性向上に効果的な施工例

以下では、外構のセキュリティ向上に効果的な施工例を紹介します。それぞれを施工することで、どのようなメリットがあるのかも併せて見ていきましょう。

塀・フェンス

適切な設計の塀やフェンスは、セキュリティを高めるためのエクステリア工事としておすすめです。特にフェンスはプライバシーを保護しつつ、侵入者の侵入を防げます。また通風性を確保しながら、防犯性を高められるメリットもあります。

さらにセキュリティ効果を高めたい場合には、フェンスに防犯カメラを設置すると良いでしょう。

植栽

家のセキュリティを高めたいなら、家の周辺に植える植物の選択は非常に重要です。例えばトゲがある植物や、葉が密集している植物は、侵入者を阻止するのに役立ちます。

庭と植える植物のバランスを考えることで、美観を損なうことなくセキュリティを高められます。

防犯機器

防犯カメラやアラーム、人感センサーライトなどの防犯機器は、不審者の侵入を抑止するのに非常に有効です。特にセンサーライトは動きを検知して自動で点灯する照明器具で、侵入者や不審者を威嚇できます。

侵入が検知された際には、速やかに警備会社に通報できる機器もあるため、盗難など大きな被害になる前に抑えられます。

設置を検討する場合には、エクステリア工事業者におすすめな機器を相談すると良いでしょう。

エクステリア工事業者を選ぶ際のポイント

家のセキュリティ強化のためにエクステリア工事を行う場合は、業者選定が重要です。以下では、信頼できる業者を選ぶ際の重要ポイントを紹介します。

防犯関連の専門知識がある

防犯に関する幅広い知識を有する業者は、依頼者のニーズに応じた効果的な設備を提案できます。そのため業者ホームページの施工事例や見積もり相談時に、知識が十分にあるかどうか確認すると良いでしょう。

防犯設備の取り扱い経験を持つ

防犯設備の取り扱い経験が豊富な業者は、効果的な適切な場所へ設置できます。また適切に施工してくれるため、メンテナンスの機会も減らせます。メンテナンスにかかるコストを節約するためにも、施工経験の有無も業者ホームページで確認しましょう。

アフターサポートが充実している

フェンスなどの設備は定期的なメンテナンスが必要になるため、長期的なサポートを提供してくれる業者を選びましょう。どのようなアフターサービスがあるか、業者に直接確認することをおすすめします。

まとめ

エクステリア工事は、住宅の外観を向上させるだけではなく、防犯対策にも大きく貢献します。そのため今回紹介した内容をもとに、自宅や実家に適した設備を導入しましょう。

なお防犯に重点を置いたエクステリア工事を検討しているなら、施工実績豊富な「東ヶ﨑工業」までお気軽にお問い合わせください。お客様のご自宅に最適な工事を提案します。