外構工事で取り付ける門扉のタイプと工事にかかる費用について
2023年5月26日
近年では解放感を出すために、門扉を設置しない家も増えていますが、子どもやペットが家の外に飛び出す可能性があることや防犯対策を考慮して、あとから外構工事で門扉を取り付けるケースもあります。
この記事では、門扉を取り付けるべきか悩んでいる人のために、外構工事での門扉の基礎知識や取り付けるときの費用の目安について紹介していきます。
外構工事で門扉を設置すると良い理由
庭を門扉で区切るとプライベートな空間ができ、安心感が得られます。マンションでも玄関前に門扉を取り付けて、プライベートなエリアを設けている場合があります。
配送業者から荷物を受け取るときでも、門扉があればワンクッション置けるので安心できます。また、門扉があることで入りにくい家だと空き巣に思わせる効果もあります。続いて門扉を設置するときの利点を見ていきましょう。
防犯面で安心できる
人通りが少ない地域に家があると、不審者の目に留まりやすく、開放的な庭にしていると、見知らぬ人に敷地に入られてしまうおそれがあります。
また、空き巣は入る家の下見に来るといわれており、入るのに時間と手間がかかる家を避けるので、頑丈な門扉がある家は安全性が高いです。
外構工事で門扉を取り付けて敷地の外と内を区切ると防犯性が高まります。しかし、外から庭が見づらくなるような門扉を取り付けると、死角ができて不審者が入りやすくなるので注意しなければなりません。
もし大きな門扉を設置するときには、スリットを広くとって、敷地の中が見えるように工夫すると良いでしょう。そのほかにも、門扉に鍵を付けると防犯性がより高まります。
門扉の鍵には、通常のシリンダー錠や、リモコン、カードタイプなどもあります。
家族の安全にもつながる
小さな子どもやペットがいる家庭では、庭で遊んでいる最中に子どもやペットが突然外に飛び出す可能性もあります。子どもが玄関の鍵をひとりで開けて、外へ飛び出てしまうこともあります。
もし庭から道路までの距離が短いときには、歩行者や自転車、車とぶつかる可能性もあるため注意が必要です。外構工事で門扉を取り付けることで、出入り口が開け閉めできるようになるので、家族の安全性が高まります。
門扉があると普段の出入りが面倒だと感じる人もいますが、小さい子どもやペットがいる家庭では安全になります。
プライバシーが保てる
門扉はデザインによって印象が変化するだけでなく、プライバシーも守ってくれます。一例として門扉のスリット部分が少ない製品だと、重々しい雰囲気になりプライバシーが保たれます。
また、スリットの多いものは、庭をしっかりと区切りながらも解放感を演出します。しかしプライバシーを保つことを意識しすぎると、不審者が隠れる場所や死角ができてしまいます。
門扉を取り付けるときには、防犯性や安全性とのバランスを考慮して施工することをおすすめします。
外構工事で門扉を取り付けるときの金額
門扉を自分で設置するのは難しいので、通常は外構業者に頼んで取り付けてもらうことになります。このときにかかる金額は、約10万円から40万円程度が目安です。
金額に違いがあるのは、どのようなタイプを取り付けるかによって価格が変わるためです。安いものであれば、約2万円前後で手に入りますが、機能性もデザイン性も高い門扉を選択すると、100万円以上かかる可能性があります。
外構工事でかかる費用は大きく分けて、門扉本体の金額と工事の金額なので、門扉が高価になればなるほど、取り付け費用も高くなります。
一般的には取り付けにかかる費用の金額が約3万円から5万円程度になるので、外構工事の総額は、門扉本体の金額に約3万円から5万円程度を足した額になります。
たとえば本体の金額が20万円であれば、約23万円から25万円程度で取り付けられます。しかし電子錠付きの門扉を取り付けるときには、外構工事に加えて電気工事も必要になるので、追加料金がかかります。
なお門扉をリフォームするときには、古い門扉を撤去して処分する費用も必要になることを覚えておきましょう。
外構工事で取り付ける門扉のタイプ
外構工事で門扉を選ぶときには、開き方や素材、デザインの3つの観点から決めていくと良いでしょう。門扉の開き方も3つの種類に分けられているので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
片開き門扉
片開き門扉は1枚扉で作られている門扉です。出入りする部分が門扉1枚分しかないので、物を持って出入りするときには不便に感じるエクステリアでもあります。
そのため玄関の門扉ではなく勝手口の門扉として取り付けられることが多いです。
金額が安価なので、外構工事の予算が少ないときには採用したくなりますが、出入りする部分が狭いため、家から家具や家電など大きなものを運び出すときに、門扉に引っかかってしまう可能性があります。
そのため駐車場など間口が広く出口が他にない場所では、別のタイプの門扉を取り付けることをおすすめします。
両開き門扉
両開き門扉は、2枚の扉を左右に並べて開け閉めする造りの門扉です。通常は2枚の扉が同じ大きさのものを両開きといい、扉のサイズが左右異なる製品を親子扉といいます。
一般的には1枚の扉を開いて出入りし、荷物の出し入れをするときには両扉を開けて出入り部分を大きくします。片開き門扉と比べると、本体金額が高くなりますが、玄関前の門扉としては両開きを取り付ける家庭が多く、メーカーもさまざまな商品を開発しています。
そのため、自分の好みに合った門扉を探しやすいのがメリットです。
引き戸門扉
引き戸門扉は扉を左右にスライドさせたり、折りたたんだりできるタイプの門扉です。片開き門扉や両開き門扉のように、扉を前後に開け閉めするためのスペースが取れない場所で使用されています。
また開け閉めに力が必要ないので、高齢者がいる家庭では人気があります。日本式家屋では折りたたみ式門扉の人気が高く、最近は見た目やデザインにこだわった引き戸も増えています。
ただし、出入り部分を大きくすると、門扉が重たくなるという問題もあるため、設置を検討しているときにはショールームに行って実際に手で触り、しっかりと重さをチェックしておくことをおすすめします。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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