外構工事でバリアフリー化するときのポイントや注意点について
2023年8月25日
現在は体に問題がなくても、やがては衰えていく可能性があります。
体が衰えると歩くことも困難になり、家がバリアフリー住宅でないと毎日の生活で問題が生じるかもしれません。バリアフリー住宅では、部屋の中だけではなく、エクステリアもバリアフリー化する必要があります。
体が動かなくなってからバリアフリーに踏み切る家庭もありますが、リフォームを考えているのであれば、健康なうちに行ったほうが良いでしょう。
この記事では、バリアフリー外構工事で考えるポイントや注意点を紹介します。
バリアフリー外構工事のポイント
玄関や庭のバリアフリー工事をすれば、高齢者や体が不自由な人でも快適に暮らせます。
自宅とマッチするエクステリアに仕上げるためには、バリアフリー外構工事の施工例をよく見て、最適な設備を選ばなければなりません。
施行後にデザインがバラバラになったり、前よりも使いにくくなったりするなどの不満が生じないように、バリアフリー外構工事のポイントをチェックしておきましょう。
家族でよく話し合うことが大切
手すりやスロープを設置するバリアフリー外構工事のときには、車いすでの出入りを考えすぎて玄関まで距離のある設計にしたり、自転車の駐輪スペースが狭かったりするなど、家族が不満に感じることがないように注意し、生活しやすい環境を整えることが大切です。
また、バリアフリー外構工事をするときには、動きやすさだけではなくデザイン性も考えて、全体的にマッチするように仕上げることも重要です。
エクステリアに溶け込むバリアフリーの設備は多くあるので、最適なデザインを見つける必要があります。
バリアフリー外構工事の経験が豊富な外構工事業者に尋ねれば、自宅に合ったデザインを教えてもらえます。
家を建てたあとからバリアフリー化する場合も含めて、外構工事業者のサイトに目を通して、イメージを固めておくと良いでしょう。
介護される側の気持ちを考える
バリアフリー化するときに取り付ける設備はさまざまですが、介護される人の気持ちを考えて、本当に必要な設備だけを設置するようにしましょう。
たとえば、玄関直結のエレベーターがあると便利ですが、歩くことが困難な人が車いすからエレベーターに移動すると大きな負担がかかります。
このようなケースでは、車いすのまま移動できるリフトを取り付けた方が良いかもしれません。
また、デザイン性に優れたタイルの床は、車いすに乗ると振動が気になるケースもあるので、どのような素材にするかも大切です。夜間に歩くことを考えて、足元を照らすライトを取り付けることもできます。
外構工事をする前に、車いすに乗って玄関を移動してみたり、視線を低くして周りを見渡したりするなど、介護される人の気持ちになって考えましょう。
それから家族で話し合い、どのような設備を取り付けるかを絞ると良いでしょう。
段差をなるべく減らす
エクステリアに階段を設置している家庭は多いですが、将来的に介護する必要があるのなら、エクステリアの段差をなるべく少なくしたほうが体の負担を減らせます。
歩いていると気にならないわずかな段差でも、車いすに乗ると不便に感じることも多いです。
玄関にスロープを取り付けることで、車いすに乗りながら移動しやすくなります。玄関だけではなく、庭にウッドデッキを設置する工事もバリアフリー外構工事に含まれます。
広めのウッドデッキを設置することで、部屋の中と外の行き来がしやすくなります。
バリアフリー外構工事で門扉を開き扉から引き戸に取り換える
玄関の扉や門扉は開き扉にしている家庭が多いようですが、バリアフリー外構工事では引き戸にするのがおすすめです。
門扉や玄関の扉を引き戸に取り換えれば、車いすに乗ったままでも簡単に開閉できるようになります。
扉の正面に車いすを止めて、扉を横に動かす動作で開閉できるので、扉を開くために少しずつ車いすを動かさなくても良くなります。
また、通過したあとに車いすを止めて、扉を横に動かすだけで簡単に閉めることも可能です。
このように、車いすの人の便利さを考えると門扉や玄関扉を引き戸に取り換えるほうが良いでしょう。
引き戸にリフォームするときに注意すること
通常の車いすは70センチ幅で作られているので、引き戸を開いたときの幅は最低でも1メートル程度をキープすることが必要です。
また、玄関扉を引き戸と取り換えるときには、車いすに乗ったままでも鍵をかけられるように、鍵穴の場所を考えて取り付けるようにしましょう。
引き戸を取り付けるときには、設置する場所の地面が平らであることを確認しましょう。
もし地面に傾斜があると、開閉するときに力が必要になるので、地面が斜めだと感じたときには、まずは地面を平らにする作業が必要になります。
バリアフリー外構工事を考えるときの注意点
いつ頃からバリアフリーの外構工事を考えると良いのでしょうか?
バリアフリーに適切な時期を考えていきましょう。バリアフリー外構工事を考える時期は、いつ頃が良いのかというと、50歳になったときが適切な時期といわれています。
それは50歳の時点では、足腰がしっかりしていて元気な人が多いからです。
子どもがいる家庭では、子どもがちょうど独立する年齢に達し、住宅の間取りや部屋割りを考えるのに適した時期になります。
バリアフリー外構工事で注意しなければならないのが、年を重ねればバリアフリーにしたくなるだろうと思って、30歳と比較的若いうちにバリアフリー外構工事を考え始めると、早すぎる可能性があることです。
バリアフリー外構工事は、早く考え始めるのも危険です。なぜなら、子育てをしているときと高齢者になったときでは、需要が異なるからです。
もし3世代が同居しており、元から高齢者がいる家庭であればバリアフリーを考えても良いかもしれませんが、まだ子どもが小さいときに高齢者向けの手すりをつけてしまうと、生活の動きを邪魔してしまう可能性があります。
さらに、早く設置したものの、必要なときには設備が劣化して補修が必要になっている場合もあります。
そのため、早すぎる段階でバリアフリーの設備を設置するのではなく、あと数年で必要になるかもしれないという時期に考え始めると良いでしょう。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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