レンガ敷きで庭やエクステリアを施工すると、見る人におしゃれなイメージを与えます。レンガを使用する範囲が小さければ、DIYで簡単に済ませることも可能です。

この記事では、DIYでレンガ敷きにするときの注意点を紹介しています。また、DIYは難しいときに、業者に依頼するときの金額や、安く抑えるポイントについても紹介します。

レンガ敷きを行うまえにレンガについて知る

幾つかのアイテムを買ってきて、庭のイメージを変えることはできますが、自分で外構工事を行いレンガ敷きにすれば、本格的な庭に仕上がります。

外構工事でレンガ敷きにするまえに、レンガのタイプと敷き方について知っておくと良いでしょう。
自分の望むエクステリアのイメージを膨らませて、ネットの情報を見ながら、レンガを選ぶときの参考にしてください。

輸入物のレンガでは、オーストラリア製やドイツ製のレンガが人気があり、スラグレンガやセメントレンガは金額も安いというメリットがあります。レンガの特徴を生かして、用途に合わせて使い分けると良いでしょう。

外構工事でレンガ敷きに使用するレンガは、窯で焼き固めたタイプと、日光で固めたタイプの2つがあります。
また、耐水性に優れたレンガや耐火性が高いレンガがあり、それぞれ用途の異なる使い方をします。

外構工事ではどのようなレンガを使用できるか

赤レンガは最もポピュラーなタイプで、耐水性が高いので、花壇や玄関アプローチで重宝されます。
外構工事でレンガを重ねて使うときには、穴あきレンガの使用をおすすめします。穴あきレンガとは、通り穴があいていて、鉄筋を通せば地震に強いレンガに仕上がります。

同じような形状でも、重さを減らすために穴を開けた製品もあるので、目的に応じて使い分けると良いでしょう。ピザ窯や暖炉をつくるときには、耐火性に優れたレンガを使用することができます。しかし、屋外でバーベキューをするときに使用するレンガは、水に濡れないように注意しましょう。

レンガは色のバリエーションも富かで、レンガ敷きの方法によってデザインが変わり、立体感を出せます。
また、レンガは朝や夕方など、日光の当たり方で色が違って見えるので、色の組み合わせや、重ね方で独特テイストに仕上がります。

外構工事でレンガ敷きを行うときには、赤やピンク、銅色、灰色、白色などのカラーのレンガを多く使い、焼き方や固め方の違いで色合いが異なるレンガも使用します。使用するレンガ全てが唯一無二の存在です。

DIYでレンガ敷きの外構工事を行うときの注意点

レンガ敷きはDIYでもできないことはありません。花壇の土留めなどレンガの量が少なく、すぐに直せる場所であればDIYでも問題はないでしょう。

しかし、人が歩くアプローチのレンガが不安定だと、レンガにつまずいて転倒する恐れがあるため、安全性も考えて、丁寧に固定する必要があります。
玄関アプローチや駐車場など、面積が広い場所をレンガ敷きで仕上げたいときには、外構工事を行う業者に依頼するほうが、安全できれいに仕上がります。レンガの表面が劣化しても、レンガが沈まないように、基礎から固定してくれるので安心できます。

レンガ敷きは雑草への対策になる

戸建て住宅に住むと、庭の雑草に悩まされ、仮に庭をコンクリートで固めても殺風景になります。
雑草への対策でおすすめなのが、レンガ敷きでおしゃれな庭に仕上げる方法です。

庭に砂利を敷いても雑草を抑えることは可能ですが、レンガ敷きにすれば平らで歩きやすく、雑草が生えにくくなる利点があります。外構工事を行うときに、防草シートを敷くか考えているときには、シートは固定しづらいので、レンガを踏むとレンガが滑る可能性が高まることを覚えておきましょう。

外構工事でレンガを使用するときにかかる金額

レンガ敷きで仕上げる外構工事では、1平方メートルあたり約2万円が目安です。この金額にはレンガの値段も含まれているので、使用するレンガの種類に応じて金額に違いがでます。

また、体積が大きいレンガを均等に並べるには、スキルが必要なので、施工するときの金額は高くなります。

玄関アプローチ

床全面をレンガ敷きで仕上げるときには、約20万円から40万円が目安になります。
玄関アプローチの縁だけをレンガにして、床面にコンクリートやタイルを用いる方法であれば少し安くなります。

庭

玄関周りに加えて、庭も一緒にレンガ敷きで仕上げる外構工事では、庭の面積に応じて工事の金額が上がります。

庭の大きさは、小さい植木を植える程度であれば、約15万円で仕上げることも可能です。
しかし、走り回れるくらい大きな庭を、全面レンガ敷きにして、ヨーロッパ風のテイストにする工事では、約30万円から40万円の金額がかかります。

駐車場

駐車場の一部にレンガを使う外構工事では、約30万円から50万円が目安になります。
駐車場の床全面をレンガ敷きで仕上げるほかに、タイヤが乗る場所だけはコンクリートで仕上げたり、これまでのコンクリート床にレンガの目地を加える工事もあります。
駐車場の床を全体的にレンガ敷きで仕上げるときには、車が乗り入れたときに安定するように、壊れにくい丈夫なレンガを使用するので、工期が長引き金額も高くなる傾向があります。

花壇

花壇をレンガで仕上げる外構工事では、1平方メートルあたり約3万円から5万円が目安になります。
自然の成分で作られたレンガは、土や植物とよくマッチするので、レンガで作られた花壇を置くことで、エクステリアを全体的に美しく見せられます。
レンガの高さや、花壇の大きさによって金額が異なりますが、約8万円から15万円が工事金額の目安です。

玄関の階段

玄関の階段をレンガで仕上げるときには、1平方メートルあたり約5万円から6万円が相場です。
玄関に取り付ける階段は、防犯性や安全性を意識して、踏む面を広く取り、立ち上がりを低くすると良いでしょう。
しかし、踏む面を広げるためには、大量のレンガを使用することになるため、踏む部分はコンクリートやタイルなどを使用し、立ち上がりの部分だけにレンガを使用すると安く抑えられます。

レンガを敷くときには、古いテイストのレンガなどを敷くと味が出ますが、金額をチェックして、レンガの金額を計算すると良いでしょう。デザインやイメージを考え直して、レンガの金額を抑えれば工事代を下げられます。