外構工事で段差を無くす工事で心がけること
2023年3月24日
家を建てたときやリフォームをしたときに、忘れがちなのはエクステリアです。毎日家の中で暮らすので、部屋のデザインや機能性には目を留めますが、玄関は見落としてしまいます。
しかし、毎日出入りする玄関回りを整えないと、怪我をする原因になりかねません。段差が大きいと滑ったり転んだりする可能性もあるので、外構工事でバリアフリー化することをおすすめします。
この記事では、外構工事で段差を無くし、スロープや手すりを取り付ける工事のポイントやかかる金額を紹介しています。
外構工事で段差を無くしスロープを取り付ける利点
外構工事で設置した階段やスロープは、生活する中で生じる不便さを解消してくれる、頼りになる味方です。新築を建てたばかりのときは、予算が合わずに先延ばしにした階段やスロープでも、外構工事であとから設置することもできます。
外構工事を行う前には、エクステリアを解体するときの金額や、周りの物に触れないための設計が必要になります。
現在階段があるものの、段差が急で子どもやお年寄りが転ぶ危険性があるときには、スロープを取り付けて段差をなくすと良いでしょう。外構工事をするときにはスロープの角度が急にならないように、現在の階段よりも長さを広くすると良いでしょう。
足腰の弱い年配者が家から出入りする際に、スロープがあれば車椅子で移動できます。子どもが小さいときには、ベビーカーを移動させるときにもスロープは役に立ちます。
またコンクリートを流した簡単な玄関よりも、外構工事でスロープを設置することで、玄関に高級感が増します。レンガやタイルなどを表面に張り付ければ、エクステリアのデザインをさらに楽しめます。
先のことを考えてバリアフリーにする
段差やスロープの角度を決めるときには、足元が不安定にならないように注意しましょう。また数年後に足腰が弱くなって歩けなくなり、再び外構工事をしなくても良いように、前もって手すりを設置しておくのも良いでしょう。
さらに夜でも段差が見やすいように照明を取り付けることも出来ます。階段やスロープを取り付けるときには、デザインが多くあり、場所も取らない足元ライトを設置すると良いでしょう。
スロープの長さや角度をどの程度にするかで、外構工事の規模や金額も違います。まずは取り付けるスロープの大きさや、追加の工事が起きないかなどもチェックしましょう。
外構工事で玄関にスロープを取り付けるときにかかる金額
スロープを取り付けるときは、手すりの金額も含めると、約40万円から50万円が必要です。手すりを設置せずにコンクリートだけの短いスロープであれば、20万円くらいで済ませることも可能ですが、できる限り手すりを設置するようにしましょう。
公共エリアのスロープは、12分の1以下の勾配でないとバリアフリーの基準を満たせません。車椅子を押す人が付き添うときには、12分の1の勾配でも移動出来ますが、快適な暮らしを送りたいなら、スロープを長くしたり、折り返しを設けるなどして、ゆとりのあるスロープを確保するようにしましょう。
スロープを設置するときには、手すりや照明も一緒に取り付けることで、より快適で安全な設備に仕上げることができます。バリアフリーを考えて外構工事をするときには、こうした設備も含めて予算を立てると良いでしょう。
外構工事で段差を無くして階段をスロープに換えたり、歩きやすいバリアフリー用の手すりを取り付けるためには、手すりの代金と設置金額に加えて、支柱を支えるための基礎工事の費用も必要です。
バリアフリー用の手すりには相場がありますが、平均で約4万円から3万円です。また手すりをスロープに設置する基礎工事にかかる費用は、約4万円になり、支柱の設置でかかる料金は約7千円です。
そのほかに手間賃として約1万円が必要なので、合計で約6万4千円の費用を準備しておく必要があります。
スロープの足元にライトを取り付けるときにはどれくらいの金額が必要か
階段やスロープのライトには、支柱を取り付ける必要のない足元ライトが良いでしょう。明るすぎないライトが、足元だけをはっきりと照らしてくれます。
足元ライトの相場は約1万6千円から1万2千円です。それで、玄関のスロープに足元ライトを取り付けるときには、壁に埋め込む作業にかかる費用が約3千円で、電気工事の費用が約5千円、それで足元ライトを取り付ける費用の合計金額は、約7万4千円になります。
外構工事で段差を無くしスロープを取り付ける場合の注意点
毎日出入りする玄関は、外交工事をしたあとでも、慣れるまでに時間が必要になり、不便さを感じることがあります。それで外構工事をするときには、ゆとりを持ってスロープを取り付けるようにしましょう。
駐車場から玄関までの距離にスロープを設置すると窮屈に感じ通りづらく感じることもあります。スペースにゆとりを持つだけでなく、車椅子やベビーカーでも通れる幅を確保したり、行き交う人がすれ違える広さを取ることが大切です。
安全なスロープを設置するためには、角度のあるスロープにタイル素材を使用すると、雨天に滑りやすくなることを覚えておきましょう。
そのため、滑りにくいコンクリート素材を使うか、歩くときに安定する手すりを設置するなど、転倒しないための対策を立てておくようにしましょう。
またスロープは、必要な幅や角度を確保する必要があるので、自分が望んでいる場所に取り付けられないこともあります。それで屋外の水道管や門柱など、スロープを設置するときに邪魔になる障害物がないか、見積もり時に外構業者にチェックしてもらうと良いでしょう。
スロープにゆとりを持たせるために、現在の門扉や塀の一部を別の場所に移さなければならないケースもあります。
こうした工事をするときには、エクステリアに含まれるポストやインターホンも別の場所に移すことになり、あとから使用しづらく感じない場所を前もって決めておく必要があります。
もし家族の中に介護認定を受けた人がいる家庭では、手すりを取り付けたり、段差を無くす外構工事で、介護保険を適用することができます。
または自治体からバリアフリーリフォームの補助金を援助してもらえるかどうかも、確認しておくと良いでしょう。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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