外構工事で塀を設置するメリットや設置するときのポイント
2023年8月11日
最近地震などでブロック塀が崩れるニュースを目にするため、外構工事で塀を設置するのは危険と感じる人が増えています。特に子どもが小さい家庭や、ペットを飼っている家庭では、塀の設置を悩んでいる人も多いようです。
ブロック塀にも寿命はありますが、正しい取り付け方をすれば、メンテナンスも不要で長く使用できます。
この記事では、外構工事で塀を取り付けるメリットとデメリット、設置するときの注意点について紹介します。
家の庭に塀を設置する理由
わたしたちの生活でブロック塀はなじみのある存在で、家だけではなく学校や宿泊施設も敷地は塀で囲まれています。
最近では地震によってブロック塀が倒壊することも増えていますが、外構工事で設置する塀の役割とはそもそも、隣の家との境界を明確にするというものです。日本では家の境界線が不明瞭で、トラブルが起きることも少なくありません。
外構工事でブロック塀を取り付けると、隣の家と自分の家の敷地をはっきりさせられます。
外構工事でブロック塀を設置するメリット
不審者が入りにくい
高さのあるブロック塀で家の周りを囲えば、簡単によじ登ることができません。フェンスであれば網目に手足をかけて登ることも可能ですが、隙間のないブロック塀であれば防犯対策を施せます。
ブロック塀があるのとないのとでは、泥棒が侵入する可能性が大きく変わるので、ブロック塀があるだけで空き巣に遭う確率が下がり安心できます。
もちろん、ブロック塀を取り付けても、完璧な安全は保障されませんが、泥棒が自宅に入る気をなくさせるためのエクステリアとしては、効果が高いものの1つといえます。
プライバシーを保てる
外構工事でブロック塀を取り付けるのは家族のプライバシーを守るためという人も多いでしょう。住宅と道の間に視界を遮断するものがないと、洗濯物が通行人に見られるという不安があります。
また、窓やカーテンを開けっぱなしにして部屋の中を見られることにも抵抗を感じるでしょう。
あまり視線が気にならない人もいますが、いつも誰かに見られているかもしれない部屋で暮らすのと、プライバシーが保たれた場所で暮らすのとでは、感じるストレスが違います。
外構工事でブロック塀を設置すれば、外からの視界を完全に遮断できることは長所です。
メンテナンスがいらない
信頼できる外構業者にブロック塀の設置を依頼すれば、耐久性の高いブロック塀に仕上げられます。
エクステリアのなかには、頻繁にメンテナンスをしなければならい製品もありますが、ブロック塀は耐久性が高いので、災害や事故などが起きなければ、特にメンテナンスをしなくても約30年程度は続けて使用できます。
エクステリアは毎日のメンテナンスに手間がかかると感じる人も多いですが、ブロック塀に関しては、メンテナンスにかける時間や体力を節約できます。
もちろん、永久的に使用できるわけではなく、徐々に劣化するので、問題がないかを確認する必要はあります。
外構工事でブロック塀を設置する短所
不審者が死角に入りやすい
塀に高さがあると足をかけられないので、泥棒の侵入を防ぎやすいという利点がありますが、一度侵入されてしまうと外から見えにくいことが短所の1つです。
外からの視線が遮断されるため、もし高い塀の内側に侵入されると死角になり、敷地の外から中の状況が見えにくく、異常に気づきにくくなります。
落書きされる心配がある
自宅の場所によって異なりますが、住宅地の塀は落書きされる可能性があります。落書きを放っておくと、ここは落書きしても良いと思われ、徐々に増えていきます。
落書きを見つけたら、なるべく早く消すように心がけましょう。
風通しや日光を遮る可能性がある
外構工事でブロック塀を取り付けると、部屋の中や庭に風通しや日光が足りなくなることもあります。日光が足りないと、植物が育たなくなり、湿度の高い環境をつくってしまい、ブロック塀や外壁にカビが生えるおそれがあります。
倒壊する危険性
ブロック塀は時間が経つと、ひびが入り、地震などの災害があると倒壊するおそれがあります。ブロックはアルカリ性の素材ですが、空気中に漂う二酸化炭素によって中性になり、徐々に劣化が進みます。
安全基準に沿って施工しても、約30年程度が寿命なので、メンテナンスを定期的に行うことが重要です。
外構工事でブロック塀を設置するときの注意点
建築基準法で定められているように、塀の高さは1.2メートル以下で抑えなければなりません。ブロック塀の上にフェンスを立てる構造でも2.2メートル以下という規定があります。
また、プライバシーを守ることを意識すると、フェンスを高くしすぎてしまう傾向がありますが、敷地の中がまったく見えない状態になると、周りから不審に思われてしまう場合もあるので気をつけましょう。
窓からフェンスまでの距離を保ち、小さな窓や低い窓を設置すれば、フェンスが低くてもプライバシーを守れます。また、ブロック塀の造りについても確認する必要があり、ブロックの中が空洞か詰まっているかで強度が異なります。
鉄筋コンクリートで、モルタルなどが充填されたブロック塀であれば安心できます。さらに、ブロック塀の上にフェンスを立てると、高さが出るので風の影響を受けやすくなり、台風などの強い風が吹くと倒れてしまうかもしれません。
風の影響を受けにくい構造のフェンスを取り付けるようにしましょう。
外構工事でブロック塀を設置するときの費用
通常はブロック塀の費用は、1平米あたり約1万円程度が最安値になっていますが、ブロックの種類によっては、増減があります。ブロック塀を取り付けるためには、土を掘り起こして基礎工事を行うことが必要です。
基礎作りの作業には数万円がかかり、基礎を作る広さによっても金額が異なります。また、砕石を転圧した上に取り付ける基礎になるコンクリートは、1平米あたり約4千円程度になります。
なお、基礎を作るために掘った土はそのままにしてはおけないので、処分する必要があり、廃棄処分にするときには、1平米あたり約8千円程度の処分費用が必要になります。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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