外構工事で植栽を成功させるには
2023年2月10日
住まいの雰囲気を変えたい、庭を広く見せたいといったときに効果を発揮するのが植栽です。植栽すれば庭の雰囲気が変化するだけでなく、目隠し作用もあり、何年も続けて樹木の成長を見守ることが出来ます。
しかし一回木を植えると、そう簡単に戻すことが出来ないので、植栽の外構工事はミスをしないように注意しなければなりません。この記事では、外構工事で植栽をするときに、失敗しないためのポイントを紹介します。
外構工事の植栽は希望と状況を考えて行う
外構工事で植栽するときにミスをしないためには、まず樹木の選び方をきちんと行う必要があります。見た目だけで決めるのではなく、木の特徴と庭の調和が取れているかが大切です。
一例として、庭木には常緑樹と落葉樹の二種類があります。常緑樹とは一年中葉が付いている木です。対して落葉樹は秋から葉が無くなり、冬場にはまったく葉が付いていません。
常緑樹は外から見えにくくするという効果がある反面、変化が乏しいという難点もあります。一方で落葉樹は季節の変化に応じて葉の色が変わるので、見る人が変化を楽しめます。しかし落ち葉の処理に時間がかかるという問題もあります。
また葉の形を見ても、大きな葉の広葉樹にするか細い葉の針葉樹にするかを決められます。目隠し効果を期待するなら広葉樹を採用して、風通しをよくするなら針葉樹を植えると良いでしょう。
植栽する理由を知っておく
外構工事の植栽ではいろいろな樹木を採用できますが、理由をクリアにすれば選ぶべきものが見つかります。
目隠し
一例として目隠しに使いたいなら常緑樹を植えると良いでしょう。秋から冬にかけて葉が無くなってしまうと、目隠しの効果が無くなってしまうからです。また部屋から眺める庭の季節感を味わいたい、と思っている人には落葉樹がおすすめです。
落葉樹は季節が変わる度に葉の色も変化し、一年を通して変化する景色が楽しめます。例えば秋の紅葉を楽しむ場合には、もみじ、ナンテン、ジューンベリーなどがあります。
ただし落葉樹は落ち葉を取り除く必要があるため、手間も考えたうえで選ぶと良いでしょう。
シンボル
庭のシンボルになる木を造りたいなら、常緑樹を植えると良いでしょう。
玄関先に一本、特徴がある木を植えると、家のシンボルにもなります。シンボルとなる木は一年を掛けて葉が落ちないことが重要なので、常緑樹を植えると良いでしょう。
また寒くても葉が落ちないような木を選ぶことも重要です。基本的にシンボルとなる木として選ぶ常緑樹は成長が早いので、大きなスペースが必要になります。
また頻繁に剪定をしなければならないことも知っておきましょう。頻繁にメンテナンスをしなくても良い木を植えたいという人には、ハイノキがおすすめです。
枝も自然に落ちるので剪定をしなくても大丈夫です。波状の葉を待つソヨゴも成長がゆっくりで、メンテナンスはほとんど要りません。
植栽する場所と注意点について
道路から庭や敷地が見えないように、目隠しを目的として植栽をするなら、敷地を囲むように木を植えると良いでしょう。その場合には、太陽光の位置にも注意して木の高さを決める必要があります。
極端に高くしてしまうと圧迫感が出るので注意しましょう。テラスの周りに植栽をするなら、日光の調節をする目的も発生します。
夏は日差しを遮り、冬場は太陽光が必要になるので、落葉樹を植えることをおすすめします。庭に木を植えるときには、季節の変化を感じるようにしたいので、紅葉を楽しめる樹木などが庭にあると良いでしょう。
植栽する場所によって、選択する樹木の種類が決まります。その中から、どのような木を植えるべきかを良く考えましょう。
外構工事をする業者を探すときに考えること
植栽用の木を決めたら、次は外構工事を行う業者を探します。または外構工事の業者を決めてから計画を立てることもあります。外構工事の業者は住宅を建てた、ハウスメーカーに紹介してもらう人もいます。
しかし、失敗しないためには、自分で外構工事の業者を見つけることをおすすめします。それは、ハウスメーカーが紹介する業者に請求される料金には、ハウスメーカーへの紹介料が加算せされていることがあるからです。
工事の料金を抑えるという角度から考えれば、自分で外構工事の業者を見つける方が安くなります。
自分で見つけた外構工事の業者は、独自性のある植栽をしてくれるので、自分のイメージに合った庭に作り替えることが容易になります。
一方でハウスメーカーの下請けをしている外構工事の業者は、ハウスメーカーが提案する家のイメージに合わせて、庭を造る傾向があります。
依頼者の意見を尊重しながらも、ハウスメーカーの指針に沿って庭造りを進めていくことになるので、依頼者の要望とは若干ズレてしまうかもしれません。
植栽の外構工事はハウスメーカーの下請けではない業者を選ぶと良いですが、料金面だけを見て業者を選ぶことは避けた方が良いでしょう。
家を造る計画をしっかりと把握して、状況に合わせた植栽の計画を立てられる外構工事の業者を選ぶ必要があります。植栽の外構工事においてコストパフォーマンスが良い業者を選んでも、彼らが行う庭造りが住宅全体の雰囲気に調和していなければ意味がありません。
外構工事の業者には住宅全体のバランスを理解してもらい、状況に合わせた植栽をしなければ、イメージしていた外観とは違うものとなってしまうので注意が必要です。
庭に木を植えるときには防犯性にも気を配る
外から見えにくくする目隠しの理由で、建物を囲むように生垣を施行するときに、木と木の間隔を狭くすると防犯面で安全ではありません。
家に人が居ないときに泥棒が入っても、なかの様子が外から見えなくなるのは危険が伴います。そのため、生垣を取り付けるときには、木と木の間隔を広く取って、家の内側の様子が見えやすいように工夫することが大切です。
しかし生垣を剪定することは時間と体力が必要です。外構工事の業者を依頼する料金もかかるので、維持費を考えて生垣を取り付けるかどうか、どのような木を植えるかを決めるようにしましょう。
外構工事で植栽を成功させるには、イメージに合った業者を選び、希望をクリアにした樹木を選択する必要があります。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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