外構工事を考える時に注意すること
2022年9月23日
感染症をきっかけに、多くの人の生活スタイルが変化し、これまでよりも家にいる時間が長くなり、住宅のデザインや内装にこだわるだけでなく、庭やエクステリアに対する考え方にも変化が出ました。
しかし新築を建てる時に外構工事で失敗することも多いので、この記事では外構で失敗しないための注意点とポイントを紹介します。
外構工事の意味と目的について
新しく家を建てる時の外構は、庭だけでなく、フェンス、塀、テラス、玄関回りやカーポートなども含みます。外構工事は家の周りに関係する工事と考えると良いでしょう。
近年では感染症の影響で家にいる時間が長くなったことで、癒される空間を作るためにガーデニングの人気が高まっています。
庭に開放感を求めたり、リラックス効果を追求して、読書やお茶など部屋の中でも出来ることを、わざと外でやり始める人も増えています。
新しく家を建てた際に、家の中の設備にはこだわっても、外回りに関してはとりあえず駐車スペースがあれば問題ないと思って軽く考える方もいます。
しかし外構工事をする前に細かい部分まで考えておかないと、使い勝手が悪く感じて後悔することになります。
庭が道路に面していると、簡単に作り変えるわけにはいかないので、後悔しないために、エクステリアのデザインや設計について外構業者とよく相談する必要があります。
外構工事を依頼する前に考える注意点と対策
駐車スペース
外構が出来上がってから後悔した事例で多いのが、駐車スペースに不満を持った例です。
デザイナーが決めた広さで作ったはずなのに、車を入れる時に狭くて停車しづらいと感じる人が多いようです。
また、カーポートと家の玄関までの道に屋根が無いために、雨の日には車から出て濡れてしまうという問題も良く起きるので注意が必要です。
一つのカーポートに車を2台続けて縦に駐車する設計だと、2代目に停めた車を運転したい時に、全ての車を出すことになるのが面倒だと感じる人もいます。
駐車スペースを考える時には、広さや車を停める位置について検討すると良いでしょう。
さらに駐車スペースの下にコンクリートを敷くと、コケが生えやすく掃除が大変だと感じる方もいます。
可能であれば駐車スペースにはタイルを敷くと良いのですが、タイルは費用が高いと感じる場合には、一部分だけタイルを使うという方法もあります。
駐輪スペース
子供が自転車に乗れるようになると、自宅に駐輪スペースが無かったことに始めて気づく場合もあります。
屋根のない所に自転車を停めるのは良くありませんし、玄関に自転車を停めておくと毎回出し入れするのも、面倒に感じます。
また自転車を停める場所を外に作る時には、地版をコンクリートにすると駐輪がしやすくなります。
もし自転車を停めるエリアを外に確保出来ない時には、玄関の屋根の下に自転車を置けるくらいのスペースがあれば便利です。
子供が大きくなるとバイクに乗り始めるようになるので、自転車とバイクを一緒に置けるスペースを検討することも大切です。
駐輪場を新しく設置する時には、約10万円程度から約25万円程度が工事費用が必要です。
堀・門
家の内装にお金を使いすぎてしまい、外構に回せる予算が無くなったので、予算を削るために塀や門を取り付けないケースもあるようです。
しかし塀や門が無いと不審者の侵入に常におびえることになります。
もちろん玄関や窓のセキュリティを高めておけば、泥棒に入られる心配は無いかもしれませんが、門や塀がない家では、遊んでいる子供が庭の中に入って来てしまうという問題も起きます。
そのため家に住む人のプライバシーを守るためにも、門や塀を取り付けることをおすすめします。
もし後から門や塀を取り付ける時には、外から家の中が見えないように目隠しになるフェンスを付けるとさらに安心できます。
水道
庭や駐車スペースで水を使いたいけれど、外に水道を取り付けていなかったという失敗例もあります。
外に水道があると、外で靴を洗ったり、ペットのシャンプーをしたり、庭に水をまくなど何かと便利です。
また水道はあるものの取り付けた位置に満足していないケースもあり、勝手口の近くに水道があり、庭に水をまく点では問題なくても、駐車スペースまでホースが届かないので、洗車が出来ないことに後から気づく人もいます。
そのため、あらかじめ駐車スペースの近くにも散水栓を設置すると良いでしょう。
コンセント
電気のコンセントについても注意が必要で、コンセントの場所が遠かったり数が少ないと、後になって後悔します。
屋外のコンセントについては、住宅の間取りを決めた後に、電気工事の打ち合せをして、室内と屋外のコンセントを決めますが、部屋の中だけでなく家の外の設計が想像出来ていないと、コンセントの適切な位置を決めにくくなります。
駐車スペースは夜にも電気が必要で、後になって玄関近くにも、照明を取り付けたくなる場合もありますし、家族でバーベキューを楽しむ時には、庭にもコンセントがあると便利です。
またベランダで高圧洗浄機を使う時には、家の外にもコンセントを配置すると窓を開けたままベランダまでコードを繋がなくても良くなります。
照明
実際に住んでから分かるのが夜の暗さです。出入り口が暗い家は泥棒が入りやすくなり、セキュリティが不安になることもあるでしょう。家の外構の設計をする時には照明のことも検討しておくと良いでしょう。
夜でも明るい建物ならば安全性が増します。なお外に照明を設置する時には、1カ所5,000円程度から4万円程度が相場です。
もちろん設置する商品によって値段が違うので、詳しくは見積もりの時に外構業者に相談してみましょう。
ガーデニング
新築を建てた時には、庭に花を植えたり、庭全体を芝生の絨毯にしたいなどの要望があります。
しかし、植物を庭に取り入れる時には、世話をする時間が取れるかどうかを考えておくと良いでしょう。
珍しい植物や芝生を設置したものの、時間が経ってから世話が出来なくなり、取り除いて欲しいと後から外構業者に依頼するケースも意外と多いようです。
また庭に植えた木が大きくなりすぎて、太陽の光が入らなくなり、落ち葉や花びらを掃除するのが大変なこともあります。
さらに花壇を野良猫がトイレ替わりに使用することもあります。
バラやハーブは香りが強いですが、害虫が付きやすい弱点もあるため、虫が嫌いな人にはおすすめできません。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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