外構工事でエクステリアにタイルを張るメリットとデメリット
2023年6月16日
外構工事において、タイルはマンションやビルの床、テラスなどでも使われています。コンクリートやレンガと比べると、使用できる場所が多いので人気が高い素材です。
また、カラーの選択肢も多いので、色を合わせたり、モザイク調にしたりすることで、独特のエクステリアに仕上がります。この記事では、外構工事でタイルを使用するメリットやデメリットについて紹介します。
外構工事でタイルを使用したときの金額の目安
外構工事で使用するタイルは、大きさや厚さ、枚数、タイルの特性によっても金額が異なります。また、モルタルやセメントは、おおよその値段になるので、実際に買うときにチェックしましょう。
自分でタイルを張れば、金額を約10分の1程度に抑えられます。しかしよりきれいにタイルを張りたい人は、外構工事を行う業者に頼むと良いでしょう。
外構工事でかかる金額の目安として、施工範囲が5平方メートルの場合には、タイルの材料費が約6万円程度、外構工事を行う業者に依頼したときの施工費用は約10万円程度かかります。
タイルはキッチンや洗面台、浴室といった水回りだけではなく外構でも使用できます。たとえば、玄関アプローチをタイル敷きにすることで、ペットや子どもが滑りにくくなります。
また割れにくいタイルを使用すれば、駐車場の床にも使用できるでしょう。さらに外壁用のタイルもあり、雨が降ったときに水が流れて汚れを落とす機能も携えています。
最近では、庭にタイルのテラスをつくる家も増えています。外構工事で使用するタイルは、生活スタイルの変化によって常に新しい商品が生まれています。
外構工事ではタイルとコンクリートのどちらが良いか
外構工事においてはタイルよりコンクリートを使用したほうが金額を安く抑えられます。タイルの下はコンクリートなので、コンクリートを施工する金額に加えて、タイルを張る金額も加算されるのです。
玄関アプローチの床をタイルにするときには、下をコンクリートで固めます。外構工事でタイルを使用するときには、コンクリートやブロック積みの作業が必要になることを覚えておきましょう。そのため、自分でタイルを張るのは難しいのです。
外構工事でタイルを使用するメリット
高級感を与える
外構工事でタイルを使用すると高級感が出ます。外壁と門柱をタイル調で仕上げると、家のなかでも目立つ部分になり、通行人も見とれてしまうでしょう。
汚れにくく清潔感を保てる
エクステリアをタイルで仕上げると、苔や汚れが付きにくくなり、毎日のメンテナンスが簡単になります。タイルは石材と同じで表面がさらっとしています。
土足で歩く玄関やアプローチは汚れやすいので、日々のメンテナンスが簡単だと掃除にかかる時間を減らせます。
劣化しにくく長く使える
タイルは石材やガラスと同様に耐水性や耐久性が高く、紫外線を浴びても変化しません。ほかの素材であれば、塗り変えや張り替えなど、時間が経ってからのメンテナンスが必要ですが、タイルには必要ありません。
タイルは初期費用が少し高くても、張ってしまえば長く使えます。
タイルにはデメリットもある
見た目が良く、汚れにくく、長く使えるなど、良いこと尽くしのタイルですが、外構工事で使う際にはデメリットも覚えておきましょう。
金額が高い
タイルは素材が高く、タイルを張るための作業にも費用がかかります。タイル張りの作業には手間と時間、高いスキルが必要なので、どうしても費用がかかってしまいます。
白く浮き出ることがある
時間が経つとタイルの表面に白い物質が付着する可能性があります。これは汚れではなく、タイルの下に位置するコンクリートのカルシウム成分がにじみ出る現象です。雨が降ってコンクリートの中のカルシウム成分が溶け出し、表面に染み出てきます。
やがて雨水が蒸発して、カルシウム成分だけが残るので白くなります。特に深い色合いのタイルを使用すると、見た目にわかりやすくなってしまうため注意が必要です。しかし専用の洗剤を使用すれば洗浄できるので、あまり心配する必要はありません。
表面が白くなっても耐久性が落ちる心配はなく、強度や使用年数にも関係ありません。
見た目が古く見える
タイルは昔から使われる素材で、学校のトイレや、旧式の家の浴室で使用されているという印象がぬぐえません。レトロといえば褒め言葉ですが、古臭いイメージを持つ人もいることを覚えておきましょう。モダンでおしゃれに仕上げられるかどうかは、デザインによります。
自分で外構工事をするときの注意点
自分でタイルを張るときには、コンクリートの上に薄いモルタルを塗って張り付けていく方法と、モルタルで下地を作ってから、圧力をかけて抑えていく方法があります。
自分で作業をするときには、直張りで使うセメントが購入しにくく、下地で使うコンクリートを敷く作業も技術を要するので、モルタルで高さを整えて圧力をかけた張り方を用いると良いでしょう。
自分で張るときに忘れがちなのが、下地の汚れです。下地に汚れがあるとタイルが剥がれる可能性が出てくるので、常にきれいに整えておくことが大切です。
下地のコンクリートをきれいに整えたら、表面に調整剤を塗布しましょう。調整が済んだら、少しの水を混ぜたモルタルを塗ります。モルタルを敷き終わったら、板を使って表面を平らにし、水平に整えましょう。
表面が平らになったら、タイルを張り付けていきます。セメントのモルタルを、モルタルの上に擦り付けるように塗っていきしょう。セメントが乾いてしまうと作業に影響が出るので、多く塗りすぎないことがコツです。
塗ったセメントの上にタイルを敷き、ハンマーを使ってセメントとの面を密着させます。ハンマーの叩き加減が弱いと裏側に隙間が生じて、強く叩くと沈んでしまうので加減が大切です。固まったら、目地にモルタルを詰めて作業は終了です。
コツがわかれば、知識の浅い人でもタイル張りは可能ですが、きれいに仕上げたいという場合は、多少費用がかかっても、外構工事を行う業者に依頼すると良いでしょう。
茨城県神栖市を中心とした外構工事は東ヶ﨑工業へお任せください。
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